30(ショタ?化注意) ページ31
「……で?何か言うことはあるかなレオスさん。」
俺たちの前には、普段の笑顔を消して足を組んで椅子に座るAさんと正座して冷や汗をかききってるヴィンさんが。
「えっとぉ…いやぁ〜…あれですよ…」
「はっきりしてくれるかい」
また周りの気温が下がった気がした。Aさんがここまで怖いと感じたことはないかもしれない。うんないわ。
「あ、あの…A?僕は今の所大丈夫ですから…」
「リヴィは少し黙っていてくれ」
「(うっわ。怖すぎてエバさんまで敬語になってる。)」
そんなエバさんだけど、何時もよりも幼く身長も低い。低いと言っても俺と同じぐらいだから十分でけえんだけど。まあ所謂[若返り]ってとこ。
事の発端は数時間前博士が自宅でエバさんに薬品をかけたことから始まった。
最初にパタ姐のところに連絡がいったのは、スローンズが公職だからだろう。隠しておきたかったことが分かってその態度に激怒したパタ姐が全て俺たちにバラしたけど。
そして一応未成年であるエバさんを誰かが保護しておくべきという話になった。が。
原因を作った博士は論外としてまさかの俺もアクシアもパタ姐も仕事が詰まってて一緒にいられないとなってしまった。
というところで思い出した。もう一人エデンのやつがいたわ。
んで、呼び出されたAさんは状況を把握するなりヴィンさんに激怒して冒頭に戻る、と。
「仕方がない。レオスさんには絶対に任せられないからね。」
「い、いやぁ〜本当は僕が!責任を持って!オリバーくんのおせわをしたいところなんですがねぇ。どうです?僕がやっぱり面倒を見る、なんて…」
「レオスさん。まめねこだけではなく数々の違法行為を晒してもいいんですよ」
「ああああああいえいえいえ!!!信用できませんもんねそうですよね!!すみませんお願いしますそれだけは!」
こいつらコントかよ。
「はぁ…仕方がないけどリヴィ、君が戻るまで君の家にいてもいいかい?」
「構わないけど…僕、いつ戻るんだろう…」
「レオスさん、いつ戻るんだい」
「あっあぁ、明日!明日には戻ります!!」
「だそうだよ。とりあえず今日は泊まっても?」
「わかりました。」
そしたらお邪魔したね、とヴィンさんの家を出る二人。
扉が締まりきったのを確認してヴィンさんがぽそっと「念の為解毒薬つくろ…」とつぶやいた。
だから僕が面倒見るなんて言ってたのか。
こうして俺達は解散した。Aさんまじおっかねぇ…
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bd(プロフ) - キッカさん» 私も思いましたが母がしていたので笑 美味しいんですよ…これからもよろしくおねがいします! (2022年7月8日 7時) (レス) id: acb9b65eb1 (このIDを非表示/違反報告)
キッカ(プロフ) - 土鍋に油入れて炒め物!?と思ってしまいましたが関係なく教授とキャメロンさんが幸せそうなのでOKです…!続編も今読ませてもらってます!これからの展開も楽しみです! (2022年7月7日 17時) (レス) @page45 id: a720bcf40a (このIDを非表示/違反報告)
bd(プロフ) - 春瀬さん» ありがとうございます!続編も引き続きよろしくおねがいします! (2022年7月7日 16時) (レス) id: acb9b65eb1 (このIDを非表示/違反報告)
春瀬(プロフ) - 素敵な物語をありがとうございます!みるみる引き込まれました。続編も楽しみにしています! (2022年7月5日 9時) (レス) @page50 id: eab317b5b8 (このIDを非表示/違反報告)
bana(プロフ) - みみさん» ありがとうございます!そう仰っていただけると幸いです! (2022年4月5日 0時) (レス) id: acb9b65eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:bd | 作成日時:2022年3月12日 0時