【2j3j】特別になりたい【olv】

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今日もYouTubeを開いて彼の配信をみる。

「んふ、かわいいなぁ」

私の大切な友人、リヴィ。
最近、この感情が友愛なのかわからなくなってきている自分がいる。

世の中には恋慕という感情が存在する。
それは時として人間に考えられない行動をもたらす、非常に厄介で効力のある感情だ。

しかし、それを私はまだ知らない。そして彼も。

幼い頃から危険な環境で育てば、自然とそれは利用しやすいモノとして捉えるようになる。自分に育てば非常に厄介。

友愛と同じように。

しかし、友愛を知った今。恋心というものに興味惹かれているのも事実。そして自分のリヴィに対する感情がそれではないかとも疑いつつあった。

わからないんだ。

この羨む気持ちの矛先が。彼の特別の中にいる同期たちやリスナーに対してなのか、彼らライバー自身に対してなのか。

どうしたらこの気持ちは理解できるのだろう。

「にじさんじ…」

彼の所属先。私にとって未知の世界。

ここに入れば少しは何かわかるだろうか。





よし。




私は立ち上がって暗い部屋から外へ踏み出した。




〚私のために、私が出来ることを全力で。〛

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