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「ただいま〜」
「お邪魔しまぁす！」
「わ！既にいい匂いなんだぞ！！」
「腹減る〜！」
「ちょ、ローレン早くどいてよ！」
途端に騒がしくなる玄関に中から彼女が出迎えてくれた。
「みなさんいらっしゃい。おかえりリヴィ。」
「ただいま」
(愛称で呼んでるん！？)
(てぇてぇなんだぞ〜！)
(はぁー！？やってんねエバさん！)
途端に静かになり、Aと顔を見合わせる。
「なんですか貴方達ぃ、まるで夫婦のやり取りですねぇ！」
(((言ったーー!!!)))
「はは、恐れ多い。ただの友達のA・キャメロンだよ。みなさん宜しく。ローレンとレオスさんはお久しぶり。さ、ご飯できてるからどーぞ」
見ると、机にはいつもの比じゃない種類の料理が並べられている。サラダ、生ハム、肉巻き、ビーフユッケ、白身魚のチーズ焼、サーモンマリネ、アヒージョ…
「わぁ！全部Aさんが作ったのか！？」
レインくんがキラキラした目をAに向けているのを見ると、なんだか僕も誇らしく思えてくる。
凄いでしょ、僕の友達。
「おかわりもあるから、たくさん食べてくれ。あ、ただ酒が足りるか…」
「それは大丈夫。帰る前にみんなで買ってきたんだ」
「そしたらAさんこっちに！俺ずっと話してみたかったんすよ！こっち座ってくださいよ！」
アクシアくんのその発言に「ずるい！」と騒いだレインくん。どうやら彼女はその二人に挟まれてご飯を食べるらしい。
「わかったよ、二人の間ね。先に座ってて、グラス持ってくるのを忘れていたよ」
「あ、僕も行くよ」
Aと一緒に人数分のグラスを取りに行く。既に四人は食事を取り分け始めていて「そこは俺が狙ってた」「どこも変わらん」だのと楽しそうに騒いでいる。
僕は彼女にだけ聞こえるように少し屈んで耳元に口を寄せた。
「A、」
「？どうした」
「ここにいる皆、商売相手じゃないからね。」
「でもローレンとか」
「じゃあ今だけ。ね？」
「…ん。わかった。」
彼女が４人のもとへ戻っていく。
あ、いい香り。
彼女、特別香水とかはつけなかったはずだけど……やっぱり女の子だから男よりもいい匂がするんだろうか。
そんなことを思いながら僕もみんなの元へ戻った。
「遅いですよぉオリバーくん！！」
「もうみんな席に付いてるんだぞ！」
「はい、エバさん！」
「俺らで勝手に取り分けといたぜ！」
「リヴィ、一杯目はこれでいいだろう？」
「ええ、ありがとう」
【ここが僕の幸せ】
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bd(プロフ) - キッカさん» 私も思いましたが母がしていたので笑 美味しいんですよ…これからもよろしくおねがいします！ (2022年7月8日 7時) (
レス) id: acb9b65eb1 (このIDを非表示/違反報告)
キッカ(プロフ) - 土鍋に油入れて炒め物！？と思ってしまいましたが関係なく教授とキャメロンさんが幸せそうなのでOKです…！続編も今読ませてもらってます！これからの展開も楽しみです！ (2022年7月7日 17時) (レス) @page45 id: a720bcf40a (このIDを非表示/違反報告)
bd(プロフ) - 春瀬さん» ありがとうございます！続編も引き続きよろしくおねがいします！ (2022年7月7日 16時) (レス) id: acb9b65eb1 (このIDを非表示/違反報告)
春瀬(プロフ) - 素敵な物語をありがとうございます！みるみる引き込まれました。続編も楽しみにしています！ (2022年7月5日 9時) (レス) @page50 id: eab317b5b8 (このIDを非表示/違反報告)
bana(プロフ) - みみさん» ありがとうございます！そう仰っていただけると幸いです！ (2022年4月5日 0時) (レス) id: acb9b65eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bd | 作成日時：2022年3月12日 0時
