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あの後、本当に毎日作ってくれそうな勢いの彼女を説得し、結局週一で作ってくれることになった。
最初のうちは、彼女が自宅で作って持ってきてくれていたが、流石に申し訳なくなってきて僕の部屋のキッチンを使ってもらうようになった。
そのままの流れで夕食も週一で一緒に食べている。勿論、費用は僕持ち。かなりごねられたが、それならいらないと言うと渋々納得してくれた。
正直、僕に得しかないのでもう少し何か返したいのだが…
「リヴィ？どうかしたのか？」
「！いえ。あ、そういえば…」
現在僕らの夕食会は決まった曜日に行われている。しかし今週は同期たちで集まろうという話をしていたことを思い出した。
「来週はご飯大丈夫。同期たちと集まりがあって。」
「わかった。また飲みすぎるなよ？」
「わかってますよ！」
・
「え"！？じゃあエバさん今Aさんに料理してもらってんの！？マ！？」
「それってこの前の女性ですかぁ？オリバー君も隅に置けませんねぇ〜」
「そんなんじゃないって！第一僕初恋もまだだし」
「え〜〜！なんだなんだ！てぇてぇの予感か！？」
「Aさんって偶にローレンが話してる人？」
「そーそー！エバさんちの隣に住んでたんだよ！！で？手料理を？いつも？作ってもらってるって？」
「いつもっていうか…週一で。彼女本当に料理上手なんだよ」
「え？何？自慢？」
「舌の肥えたオリバーくんが絶賛するなんてよほど美味しいんでしょうねぇ」
「食べてみたいんだぞ！！」
「それにいつもオリバーくんがお世話になっているんですから、私達もご挨拶しないといけませんしねぇ〜！」
「と、押し切られちゃって…」
申し訳無くて仕方がない…。普段僕の食事を作ってもらっているのに同期たちの分も含めて食事会のお願いをするだなんて…
「大丈夫。料理をするのは好きなんだ、構わないよ」
「A…！いやA様……！！」
彼女が女神か菩薩に見えてきた。
本当にいつも無理を言って申し訳ない。
「そしたら、その日は合鍵を渡しておくから勝手に入ってもらって、準備をお願いしていいかな」
「いいけど、あまりにも無用心じゃないか？」
「Aは信頼しているから。なんなら、僕が帰宅してから作らせるのもあれだし今後も持っておいてよ。」
「ええ…？いいのかい？じゃあ持っとくけど…」
そんななんでもない話を、今日も夕食と共に。
【この時間が最近で１番の至福のひと時】
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bd(プロフ) - キッカさん» 私も思いましたが母がしていたので笑 美味しいんですよ…これからもよろしくおねがいします！ (2022年7月8日 7時) (
レス) id: acb9b65eb1 (このIDを非表示/違反報告)
キッカ(プロフ) - 土鍋に油入れて炒め物！？と思ってしまいましたが関係なく教授とキャメロンさんが幸せそうなのでOKです…！続編も今読ませてもらってます！これからの展開も楽しみです！ (2022年7月7日 17時) (レス) @page45 id: a720bcf40a (このIDを非表示/違反報告)
bd(プロフ) - 春瀬さん» ありがとうございます！続編も引き続きよろしくおねがいします！ (2022年7月7日 16時) (レス) id: acb9b65eb1 (このIDを非表示/違反報告)
春瀬(プロフ) - 素敵な物語をありがとうございます！みるみる引き込まれました。続編も楽しみにしています！ (2022年7月5日 9時) (レス) @page50 id: eab317b5b8 (このIDを非表示/違反報告)
bana(プロフ) - みみさん» ありがとうございます！そう仰っていただけると幸いです！ (2022年4月5日 0時) (レス) id: acb9b65eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bd | 作成日時：2022年3月12日 0時
