好きなのに (D.S) (ページ8)

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epi8 ページ8

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お昼ご飯はいつま窓際の私たちの席で食べるため、３人がお弁当を持ってやってきた

｢A、なんかあったんか？｣

泣くのをこらえようと思って下を向いてたら

のんちゃんが心配そうに聞いてきた

『...なんもないよ』

顔をあげられないまま答えると

グイッ

『えっ』

｢俺ら今日は2人で食うわ｣

のんちゃんに手を掴まれて教室の外へ連れ出された。

スタスタスタッ

ガチャッ

着いた先は屋上だった

『ちょっ、のんちゃん』

そのままのんちゃんは私を端の方まで連れていき、座らせた。

｢はい、何があったか話して。｣

どうせしげのことやろ？

なんてやっぱりのんちゃんにはなんでもお見通し

『あのね...』

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流星に言われた事、これからどう接していけばいいか分からないこと、思ってること全部話した

するとのんちゃんは

｢泣いてええよ｣

そう言って私を抱きしめた

『...うっ、ッ..ふぇっ』

ずっと我慢してた涙か溢れ出した

ただ、大毅に好きな人が出来ただけじゃここまでにならないのかもしれないけど

“サッカー部のマネージャー”

つまりその人は

“この学校で1番可愛い人”

であるわけで

そんな人に平凡代表の私なんかが叶うわけない。

なおさら、元から人よりも恋愛対象として1歩下がった位置にいるのに

スタイル.可愛らしさ.人気なんて大毅が好きそうなスペック全てを持ち合わせてる人に

叶う見込みなんてあるはずがないーーーー

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