ep11<<Red>> ページ11
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気持ちがふあふあ浮いていた。
長かったJr時代。
人生の全てを捧げようと思った世界
正直辛いこともあった。
ここにくるまでに追い抜かせなかった背中や辞めることを止められずただ見送った背中もあった。
だけど、ついにここまで来れた。
念願だったデビュー
なんども夢に見たデビュー
しかも大好きな7人とできるなんて
嬉しくてにやにやが止まらない
桐｢なんて顔してんねん！気持ち悪うぅ｣
ニヤけてる俺の隣にいる照史くんが怪訝そうな顔をして見てくる
重｢やって、デビューできるんやで？そりゃあにやけも止まらへんっ！｣
小｢いやぁー、早くキンピラの衣装きてえ！｣
デビューしたら衣装も豪華なんやろな〜って小学生みたいにはしゃぐ小瀧
中｢キンピラってなんやねん！チンピラみたいに言うなアホ！ “キンピカ”や｣
まったくと言ってさりげなくツッコむ淳太くん。もう、ツッコミは反射的行動なんだろう
小｢でも、なんで4人なんや？デビューに向けての準備なら7人必要やろ？｣
そう、実は12月半ばに事務所に4人だけで呼びたされていた。
ってきり7人だと思ってた俺らは4人で拍子抜け
桐｢3人はドラマとか舞台とかで忙しいんとちゃう？今ちょうど撮ってるやん！｣
あ、そっかそっか。
確かにこの間も流星おらんかったなー
なんてぼんやり考えていると
ガチャ
会議室の扉が空いた。
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作者名：あやなん | 作成日時：2019年2月19日 12時
