保健室の無効化先生【マッシュル-MASHLE-】 (ページ2)

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ここまでのあらすじ

魔法が使えないマッシュ・バーンデッドは、家族との平穏な暮らしを守るため

イーストン魔法学校の編入試験に挑戦

なんやかんやで試験を突破

最終面接もクリアし、見事合格を掴み取った

魔法が使えないけど

魔法が使えないけど

ウォールバーグ「そうじゃ、マッシュ」

マッシュ「はい」

最終面接終了直後、ウォールバーグはマッシュに声をかける

ウォールバーグ「その手のケガ、保健室で見てもらうとよい」

マッシュ「保健室？」

突然の言葉にマッシュは疑問で返す

ウォールバーグ「そうじゃ
　今日は編入試験のケガ人を治しておる

　それにーーーーー」

そこでウォールバーグは一息おく

ウォールバーグ「保健室に行けば、君の一番会いたい人に会えるかもしれんぞ？」

マッシュ「……会いたい人？」

マッシュはますます見当がつかない

ウォールバーグ「フォフォフォフォ
　行ってみればわかることじゃ」

ウォールバーグは笑う

ボアッ

マッシュ「！」

マッシュの周りを、最終面接移動時の魔法が包む

それからマッシュが消えるまでは、一瞬であった

ウォールバーグ「マッシュ・バーンデッド……」

マッシュの消えた部屋で、ウォールバーグは呟く

ウォールバーグ「先生も、君との再会を心待ちにしておったのじゃ」

一方、魔法で移動させられたマッシュは

マッシュ「おお、ここが保健室」

保健室の前に来ていた

マッシュ「でも、会いたい人って誰……」

そこまで考えると、マッシュは一人の人物を思い浮かべる

マッシュ「(そんなわけないかーーーーー)」

マッシュは勝手に何か落胆した

マッシュ「まあ、校長の言葉には従うか」

バキィ

マッシュ「あ」

また、押し戸か引き戸かわかんなくなっちゃうマッシュであった

『…そなたのために、扉を何度も直すことになりそうじゃのう』

マッシュ「！」

彼女は微笑む

『久しいのう
　妾の可愛いマッシュ』