あの日に戻れたら…… (ページ3)

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プロローグページ3

魔界のある所で二人の男女の妖怪がハンターに追われていた。

「かりん、お前だけでも逃げろ！」

『嫌です！私は蔵馬とずっと一緒に……！』

その時、

「かりん！」

辺りに銃声が鳴り響いた。

「うっ……！！」

苦しそうな声をあげ、蔵馬がその場に倒れる。

『蔵……馬？起きて……。ねぇ、おきて…起きてください、蔵馬！蔵馬ぁ！……そ、んな……いやぁぁぁぁぁぁ！！』

かりんは蔵馬を抱きしめながら泣いた。すると……

コツッ、カツン

かりんの涙が全て光る石に変わる。

･･･"黄金の氷泪石"

「さあ、かりんさん。霊界に私たちと戻りましょう？」

『私は二度と霊界には戻りません……。そして私は………私の大切な人を傷つけた人は誰だろうと許しません！！』

かりんがそう叫ぶと同時に周りに氷が飛んで行く。不意をつかれたこともあり、周りのハンターが、倒れた。

そのまま時がながれる。

どのぐらいの時間が経っただろうか。

ふと、我に返ったかりんは氷で剣を作り自分の核を貫いた。

『(蔵馬……今から私も貴方のところへ行きます………)』

その後、蔵馬が未熟な受精卵に憑依したことがわかると、かりんも近くの未熟な受精卵に憑依した。