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-アヤ-
SE「あ、きっと忘れてると思うので言っておきますね。今週末、傘下のグループJYP社の創立25年パーティーがありますが…。」
「あ、完璧に忘れてた。」
SE「でしょうね。それで…パートナーは俺です。」
「は…？」
SE「社長からの指示です。」
「そう…。」
絶対に社長には逆らえない。
一気に気が重くなった。
「まぁ、いいや。どうせ適当なところで終わるでしょう？」
SE「いえ、今回は夜遅くからのパーティとなっているので泊りです。近くの高級ホテルを既に予約してあります。」
「嘘…。はぁ、分かったわ。今週末…ね。」
カレンダーに目を向けて、そして気付く。
「今週末って…28日？」
SE「ええ。」
「っ、」
毎年その日は、テヒョンとの契約記念日。
「パートナー、テヒョンじゃダメなの？」
夜に二人でお祝いして、
SE「社長が許さないかと。」
その夜の数時間だけでも、幼馴染に戻る。
一年で一番幸せを感じる時間なのに。
「社長にお願いしてみる。」
SE「…そんなにテヒョンさんが良い？」
「ちょっと、敬語…」
SE「答えて。」
「…この日だけは、譲れないの。」
SE「…そう、ですか。」
.
.
.
ﾀﾞﾖﾝ「何ふざけたこと言ってるの？」
「この日はテヒョンの契約記念日です…だから、」
ﾀﾞﾖﾝ「ダメよ。テヒョンはこの屋敷に居残り。」
「ですが、」
ﾀﾞﾖﾝ「黙りなさい！！」
「いっ…」
思いきり、手もとのグラスを投げつけられて、ピンポイントで肩にあたる。
ﾀﾞﾖﾝ「あなた、自分の立場を分かってるの？あなたみたいな出来損ないが私の決めたことに口を出さないで頂戴。」
「っ、」
前は優しかったのに。
どうしてこうなっちゃうんだろう。
涙で視界がぼやけたその時、
TH「奥様、申し訳ございません。俺がお嬢様のことを心配して言ってしまったことです。お嬢様を責めないで下さい。」
いつだってあなたは、私を助けてくれる。
.
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アリサ - ジョングク (2019年7月17日 9時) (
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2019年7月13日 0時
