desk44 ページ44
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ｾﾌﾝ「…俺、こっちだから。」
ｼﾞｮﾝｲﾝ「おう、じゃーな。」
ｾﾌﾝ「ん、アヤのこと送ってやれよ？」
「え、」
ｼﾞｮﾝｲﾝ「分かってる。」
「え…？」
あっという間にセフン君はいなくなってしまい、私とジョンイン君が二人きりになる。
訪れた沈黙を、ジョンイン君が破る。
ｼﾞｮﾝｲﾝ「最初は、アヤが自分と重なって見えた。
ホソガを好きだっただろ？」
アヤ「うん…」
そう言えば、何度も何度もジョンイン君は、私を助けてくれた。
ｼﾞｮﾝｲﾝ「絶対辛いはずなのに、苦しいはずなのに、必死に笑ってて、バカみたいだった。」
「…そっか。」
確かにそう思われていてもおかしくなかっただろう。
でも、私はそれだけ必死だったから。
ｼﾞｮﾝｲﾝ「けどさ、ふとした時に見せる泣きそうな表情に、驚いたって言うか、なんつうか…胸をつかれたって言うか…。」
「…うん、」
ｼﾞｮﾝｲﾝ「同じだって思った。」
その一言が、妙に辺りに響く。
ｼﾞｮﾝｲﾝ「俺、ずっとチカのこと見てた。
同じクラスで、前の席で、笑顔向けられる度に嬉しくってさ。」
「…っ、うん、」
言葉1つ1つが胸に刺さる。
ｼﾞｮﾝｲﾝ「けど、付き合いたいとか、別に思ってなかったんだ。ただ、ずっと一緒に笑えたら良いなってそんな事くらいしか。」
「…。」
ジョンイン君の顔を見ることが出来なかった。
ｼﾞｮﾝｲﾝ「でも、テミナと付き合うことになったって言われた時、
さすがに堪えた。
ああ、俺チカのこと本気で好きだったんだなぁって。
そん時痛感した。馬鹿だよな。」
「ううんっ…」
それ以上の言葉は出てこなかった。
泣いてしまいそうだったから。
ｼﾞｮﾝｲﾝ「親友の隣には好きな人がいる。
その状況がどれだけ辛いか、俺は知ったから。
」
だから、と彼は続ける。
ｼﾞｮﾝｲﾝ「アヤの理解者になろうと思った。
アヤが辛いと本音を吐ける場所になろうと思った。
お節介だよな。」
「っ、それでも、たくさん助けて貰ったっ…」
ジョンイン君の優しい表情に、声色に、涙が溢れる。
彼は、優しさをたくさんくれた。
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あやテテ(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！心からあの3人に守られてみたくて書いちゃいました笑コメントありがとうございました！ (2019年8月20日 2時) (
レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ジョイナカワイイね、三銃士かっこいい！ミュージカルみたい (2019年8月19日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2018年5月20日 15時
