desk42 ページ42
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『はあ？どんな思いって、そんなの興味ないわよ。』
「あなた達は、何も、何一つ分かってない…！」
どうして今の今までチカちゃんが味方のいない部活で、たった1人で頑張ってきたか、
どうして今日まで、我慢して、1人耐え続けてきたか、
決して彼女は口には出さなかったけど、彼女を見ていれば、答えは見つかる。
理由はただ一つ。
テミン君に歌声を捧げたかったからだ。
「チカちゃんの才能に嫉妬してチカちゃんを傷つけてきたあなた達が、人を感動させられる歌を歌えるわけがないっ…！
誰かを思って一生懸命歌うチカちゃんとは違うっ…！！」
『あんた何言っちゃってんの？w』
「どんなに上手でも、正確な音を奏でても、
あなた達の歌声は、チカちゃんを越えられないっ…！」
『随分偉そうなこと言ってくれるじゃない。』
「あなた達はっ…！！」
──部活、やめてきちゃった…っ、
「っっ…チカちゃんから歌うことを奪ったっ…」
チカちゃんが幸せそうに歌う姿をこの数日間だけで何度も見てきた。
そんなチカちゃんの幸せを奪ったこの人達が許せない。
『言いたことはそれだけ？』
『熱くなっちゃって。バカみたいww』
『気持ち悪〜w』
ふと、冷静になって周りを見れば、当たり前だけどここに私の味方はいなくて。
『で？今度はこっちの番ってことでOK？』
恐怖で体が固まる。
『目障り。今すぐ消えなさいよ。』
目の前の先輩が片手を振り上げる。
叩かれる──
そう思い、キツく目を閉じた。
──パシンッ
「えっ…、」
確かに音はしたのに、いつまでたっても痛みはやってこない。
『あら、また戻ってきたの？』
先輩の声に恐る恐る目を開けると、そこには。
「チカ…ちゃん…？」
私を庇って頬を叩かれたチカちゃんがいた。
ﾁｶ「私をどれだけ罵ろうが、馬鹿にしようが、構わないけれど、
──私の友達を傷つけたら許さない。」
涙で視界が歪んだ。
「っ、チカちゃんっ…」
『許さないですって？
なんて口の利き方かしら。』
先輩は、チカちゃんの胸ぐらを掴む。
再び腕を振り上げたその時。
『お前達！！何をしてるんだ！』
合唱部の顧問の先生がやってきた。
その後ろには、彼女の三銃士がいた。
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あやテテ(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！心からあの3人に守られてみたくて書いちゃいました笑コメントありがとうございました！ (2019年8月20日 2時) (
レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ジョイナカワイイね、三銃士かっこいい！ミュージカルみたい (2019年8月19日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2018年5月20日 15時
