desk39 ページ39
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セフン君の話を聞いて、感情がごちゃ混ぜになって。
それでも最後まで聞こうと思った。
ｾﾌﾝ「チカがいじめられている事に気づいたテミナは、俺やジョンイナの知らないところで何度も何度も彼女を守った。
そのうちに、チカにとってテミナはかけがえのない人になって。
俺とジョンイナがチカのいじめについて知ったのは、テミナにチカと付き合うことになったと報告された時だった。」
「っ、」
ジョンイン君は一体どんな気持ちでその報告を聞いたのだろうか。
ｾﾌﾝ「それまでチカは辛さを押し殺して部活に行ってたけど、でもその時から少しだけチカは変わった。
初めて、部活に行きたくないと、俺達に言ってくれた。」
目を細めるセフン君。
それはきっと、チカちゃんがジョンイン君やセフン君を初めて頼った瞬間なんだろう。
ｾﾌﾝ「その日は、嫌なこと全部忘れて、部活もサボって、4人でアイスを食べに行ったんだ。
すごく幸せだった。」
心からの笑顔を向けるセフン君。
その幸せそうな表情に、私の胸には少しだけ複雑な気持ちが広がった。
ｾﾌﾝ「その日からかな。チカを守ろうって3人で誓った。」
きっと3人にとってのチカちゃんは、お姫様のような存在なのだろう。
「そ…っか…」
その絆が、酷く羨ましかった。
ｾﾌﾝ「…アヤなら、チカと仲良くしてくれると思ったんだ。」
セフン君の言葉に思わず俯いた。
私は、
ｾﾌﾝ「きっとそれを、ジョンイナも願ってた。」
2人の期待を
ｾﾌﾝ「ごめん、そんなの言われたって困るよね。
ホント、ごめん…。」
裏切った。
「ううんっ…私こそっ…ごめんなさいっ…」
どうしても、あの日、諦めたように微笑んだチカちゃんの顔が、頭から離れなかった。
ｾﾌﾝ「じゃあ俺、行くね…？」
「…待って、」
もう、逃げないから。
だから、おねがい。
「私、チカちゃんと友達になりたいっ…」
私の言葉に、セフン君は、目を見開いて、
微笑んで言った。
ｾﾌﾝ「それ、チカに言ってあげて。」
涙が頬を伝った。
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あやテテ(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！心からあの3人に守られてみたくて書いちゃいました笑コメントありがとうございました！ (2019年8月20日 2時) (
レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ジョイナカワイイね、三銃士かっこいい！ミュージカルみたい (2019年8月19日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2018年5月20日 15時
