desk33 ページ33
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"それではBES四人組のダンスパフォーマンスをお楽しみください！"
ﾁｶ「私、今まで人に譲ることが多かった。そこまで何かに執着したことなくて。
でも。」
四人の息のあったステージに女子の黄色い歓声が止まらない。
それでも私は、チカちゃんから目を離せなくて。
ﾁｶ「テミン君だけは、絶対に誰にも譲れないの。
例え全てを失っても、彼だけは失いたくない。」
口を閉じたチカちゃんが見つめる先には、テミン君がいた。
どれだけチカちゃんがテミン君を想っているのか、もう、十分伝わった。
それでいて私は、ジョンイン君のことを考えてしまう。
「ありがとう、教えてくれて。」
ﾁｶ「ううん、重い話でごめんね。」
「そんなことないよ。」
そのまま私も四人に視線を移す。
誰もが知ってる有名なダンスを披露する彼らは本当にかっこよかった。
ﾁｶ「ねぇ、アヤちゃんは、ジョンイン君が好き？」
だから、唐突にされた質問に、うまく反応できず、固まってしまった。
「なん…で…？」
ﾁｶ「そんな感じがしたから。」
「……うん。」
ﾁｶ「そっか。頑張ってね。」
「ありがとう。」
そんなこと、言わないで。
ジョンイン君は、あなたのことが好きなの。
ﾁｶ「ジョンイン君、すごくアヤちゃんのこと優しい目で見てるよ。」
「そう、かな…。」
チカちゃんに言われても、説得力がないよ。
ﾁｶ「あ。ねぇ、アヤちゃん。
もし、私を校内で見かけても、無視しても良いからね。」
「え…？そんなことしないよ？」
ﾁｶ「分かんないよ、それは。」
「なにそれ〜」
その時は、笑って流してた。
ﾁｶ「んー、兎に角、責任とか何にも感じなくていいからね。
あ、もうすぐ曲が変わるよ。」
でも、私がチカちゃんの言った言葉の本当の意味が分かったのはもう少しあとになってからだった。
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あやテテ(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！心からあの3人に守られてみたくて書いちゃいました笑コメントありがとうございました！ (2019年8月20日 2時) (
レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ジョイナカワイイね、三銃士かっこいい！ミュージカルみたい (2019年8月19日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2018年5月20日 15時
