desk 31 ページ31
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合唱部の出番が終わって、私たちは舞台裏に向かった。
そこには楽しそうに笑いあってるテミンさんとチカちゃんがいた。
その時、わざわざ二人の間に入るジョンイン君を見て、何だか泣きそうになった。
ﾃﾐﾝ「おージョンイナ！」
ﾁｶ「ジョンイン君、こんにちは。」
ｼﾞｮﾝｲﾝ「お疲れ二人とも。チカ、すっごいよかった。」
ﾁｶ「ありがとう。」
ﾃﾐﾝ「やー、僕のピアノは？」
ｼﾞｮﾝｲﾝ「チカの声しか聴いてなかった。」
ﾃﾐﾝ「やー！！…あ！セフナ！」
ｾﾌﾝ「お疲れ。相変わらず圧巻だったよ。二人とも。」
ﾁｶ「ありがとう、セフン君。」
ｾﾌﾝ「いえいえ。」
ﾃﾐﾝ「距離近い！ダメ！」
楽しそうに話す四人に、私は着いていけなくて。ただ笑って見ているだけだった。
ﾁｶ「えっと、こちらは…？」
ｾﾌﾝ「俺とジョンイナのクラスメイト。アヤ。」
「あ、アヤです。すっごく綺麗、でした…。」
ｾﾌﾝ「何で敬語なの(笑)」
ﾁｶ「チカです。ありがとうございます。」
ｼﾞｮﾝｲﾝ「だから何で敬語(笑)」
綺麗なソプラノボイスで名前を呼ばれて、たじたじする私にセフン君は面白そう。
ふと、視線を感じて顔を動かせば、テミンさんがいて。
目が合うとニコッと微笑まれる。
ﾃﾐﾝ「テミンです。よろしくね。」
「あ、はい…。」
天使のようなその笑顔に、女の子に人気の理由がよく分かった。
ﾃﾐﾝ「チカ、僕写真部行きたい！」
ﾁｶ「え、写真部？」
ﾃﾐﾝ「そう！」
真っ黒な彼女の髪の毛を人撫でして指を絡めるテミンさん。
どこからどう見てもお似合いな二人だと思った。
だけど、その時、奥の方から
『テミナ、忘れ物してるよ〜。』
ﾃﾐﾝ「あー…チカ、待ってて。」
そんな声が聞こえて、テミンさんは不服気にそちらへ向かった。
ｼﾞｮﾝｲﾝ「チカ、最近大丈夫？」
ﾁｶ「うん、平気だよ。ありがとうジョンイン君。」
ジョンイン君の口元は幸せそうに弧を描く。
そんな顔、見たことない。
きっとそれはチカちゃんにだけ向ける特別。
彼の視線を独り占めするチカちゃんがどうしようもなく羨ましくて。
胸が痛くて。
ああ、私
ジョンイン君が好きなんだ。
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あやテテ(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！心からあの3人に守られてみたくて書いちゃいました笑コメントありがとうございました！ (2019年8月20日 2時) (
レス) id: 62409e4653 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ジョイナカワイイね、三銃士かっこいい！ミュージカルみたい (2019年8月19日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2018年5月20日 15時
