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花火大会当日。




会場はたくさんの人であふれていた。




アヤ「あ、あのたこ焼き美味しそう…」

「俺、買ってきてあげる!」


アヤ「ちょっと!テヒョン…!」



つないでいた手を離して屋台に向かって走る。





「えーっと、6個入り、1パックください!」

店員「はい。ありがとうございます。」




店員さんにお金を渡して二人のところに戻る。




「おーいたいた………





っ……」




笑いあってる二人は屋台の明かりなんか比べ物にならないくらい、綺麗で、、、、輝いていた。




「俺と並ぶより、カップルみたい。」





人1「ねえ、あそこの二人、めっちゃお似合いじゃない?」

人2「確かに!理想のカップルだわー。」

人3「美男美女だしね。」

人4「いいな〜。」





近くにいる女の子の集団が言う、”カップル”は、間違いなくジミナとアヤのこと。









隣にいる子、おれの彼女なんです。




言えることなら言いたい。







トントン


不意に誰かに肩をたたかれた。


反射的に振り向くと、そこにいたのは





「ギュリさん……?」


GR「久しぶり。キム君。」



懐かしい人に出会った。



友人「ギュリ、知り合い?」

友人「イケメン…。」

GR「そう。先、行っててくれない?」

友人「うん。」

友人「ちゃんと来てよね!」



友人らしき二人は去っていった。




「久しぶり。」

GR「あの日以来だね。」

「うん。」


訪れる沈黙に気まずさを感じる。







GR「ねえ、何で?」


口を開いたギュリさんはどこか怒りを含んだような口調で俺に言った。


「何が?」

GR「何で、あの二人が一緒にいるの?」

「ああ、そのこと。」

GR「キム君とチョンさん、付き合ってるんじゃないの?」

「付き合ってるよ。ジミナが最近、引っ越してきたの。」

GR「あれじゃ、私のしたこと、水の泡じゃん。」

「どういうこと?」

GR「なんでもない。じゃ、私、もう行くね。」





そう言い残すとギュリさんは去っていった。






俺の後悔を知る人。むしろ、






俺が利用した人。






改めて二人を探す。



見つけた。




そっと近づいて、アヤの手に俺の手を絡める。





アヤ「!?」

「ごめん。お待たせ。」

アヤ「ありがと。」

「うん。」



JM「…。」







その夜の花火はとても綺麗だった。

第四章 離れていく心→←・



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あやテテ(プロフ) - ireneさん» 読んでくださり、ありがとうございます!学園系に挑戦してみました!よろしくお願いします! (2017年10月29日 20時) (レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
irene - またまたコメント失礼します。前作とは違った雰囲気で良いですね!頑張ってください! (2017年10月29日 18時) (レス) id: fd0247e692 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやテテ | 作成日時:2017年10月29日 13時

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