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-JIMIN-
[テテ:今日は、俺の家で課題を終わらせようの会。]
[アヤ:ネーミングセンス(笑)了解!何時?]
グループチャットに現れた文字。
夏休みは毎日のように遊ぶ俺ら。
普通に楽しい。
スマホの画面に指を滑らせる。
[ジミナ:今から押し掛けるよ?]
[テテ:了解!]
[アヤ:じゃ、私も行く!]
[テテ:了解!]
個人チャットに来たアヤからのメッセージ。
[アヤ:一緒に行こう!]
[ジミナ:おっけい。]
思わず顔がにやける。
ずっと好きだった君は、かつての親友の彼女になっていた。
中学最後の日、俺が勇気を出していれば何か変わっていたのだろうか。
あの日、引きとめていれば今、彼女は俺の隣で笑っていたのだろうか。
「ダサいな…。」
過去のことを今更言ったってどうしようもないけど、
アヤ「あ、ジミン君。」
「じゃ、行こうか。テヒョナの家。」
俺は、今だって君のことが好きなんだ。
アヤ「なんか、久しぶりかも。テヒョンの家に入るの。」
「そうなんだ。」
分かってる。そうさせてるのは俺だ。
二人を邪魔してるのは、
二人きりにさせないようにしてるのは、
中学の時と同じ関係に戻りたいと強く思っているのは、
全部、俺。
ピンポーン
TH「は〜い!よ!どうぞ〜。」
アヤ「お邪魔しまーす。」
「お邪魔します。」
テヒョナ、気づいてるよ。
俺がアヤの隣にいると、一瞬辛そうな目をすること。
TH「アヤ、はやく!」
アヤ「ちょっと!」
アヤを離さないように必死なのも分かってる。
それでも俺は、それに気づかないふりをする。
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あやテテ(プロフ) - ireneさん» 読んでくださり、ありがとうございます!学園系に挑戦してみました!よろしくお願いします! (2017年10月29日 20時) (レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
irene - またまたコメント失礼します。前作とは違った雰囲気で良いですね!頑張ってください! (2017年10月29日 18時) (レス) id: fd0247e692 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやテテ | 作成日時:2017年10月29日 13時