THE PAST ページ25
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その日の帰り。
JM「じゃ、ごめんけど、今日は先に帰っといて。」
「おう。」
久しぶりにアヤと二人で帰った。
「ジミナ引っ越すなんて寂しすぎだよね。」
アヤ「………。」
「卒業式の日とかムード出すぎだし。俺、泣くかもーーー！！！」
アヤ「………。」
「ん？でも日本なら会えなくもない？いやいや、無理か…。」
何も話さないアヤ。
沈黙が来ないように、ひとりで話し続ける俺。
「日本か…。行ってみたいな…。日本人ってめっちゃ綺麗好きなイメージあ…」
アヤ「テヒョン。」
俺の言葉を遮って名前を呼んだアヤ。
気が付けば隣にはおらず、少しだけ距離を開けて後ろにいた。
うつむいたままのアヤを不思議に思って近づけば、
「アヤ……どうした？」
顔を上げたアヤの目には涙がたまっていた。
真っすぐに俺の目を見て言ったんだ。
アヤ「私、ジミン君が好き。」
「うん。知ってた。」
だって俺、馬鹿みたいにアヤしか見てないんだもん。そんなの知ってた。
ボロボロと涙をこぼし始めたアヤをそっと抱きしめた。
アヤ「一目ぼれしたの…。」
「うん。」
じわじわとアヤの涙で濡れていく俺の制服。
アヤ「ジミン君……いなくなっちゃう……。嫌だよ………。」
「なあ、アヤ。」
アヤの両肩に手を置いて少しだけ距離を置く。アヤの身長に合わせて少しかがむ。
君の綺麗な顔と向き合う。
「卒業式の日までに、ジミナに気持ち伝えよう。」
そう言えば、君はふわっと笑っていった。
アヤ「うん。頑張る。」
アヤ「ありがと。テヒョン。」
「ん。」
アヤ「多分ね、テヒョンのその言葉、待ってた。」
「何年一緒にいると思ってんの？アヤの欲しい言葉なんか、すぐに分かるよ。」
ついでに、俺が今、自分の気持ちを言うべきじゃないってことも分かってる。
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あやテテ(プロフ) - ireneさん» 読んでくださり、ありがとうございます！学園系に挑戦してみました！よろしくお願いします！ (2017年10月29日 20時) (
レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
irene - またまたコメント失礼します。前作とは違った雰囲気で良いですね！頑張ってください！ (2017年10月29日 18時) (レス) id: fd0247e692 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやテテ
| 作成日時：2017年10月29日 13時
