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「何か吹っ切れました。ありがとうございました。」
YG「おう。まあ、頑張れよ。」
「はい、じゃ、お疲れさまでした。」
YG「お疲れー。」
随分と長居してしまったな…なんてことを考えながら外に出る。
今頃、アヤとジミナはどうしてるんだろ……。
やめた。
考えるのはよそう。
薄暗い夜道を歩いていると、
「え………
アヤ…………?」
カフェからまだあまり離れていないところにアヤがいた。
後ろを向いているアヤは俺に気付いていない。
近付いて声をかける。
「アヤ?何してんの?」
アヤ「っ……テヒョンっ………」
「っ…おっと」
こちらを見たアヤは、俺の胸に頭を預けてきた。
「どうした……?」
抱きしめながらアヤに言った。
アヤ「テヒョン…………待ってた。」
「本当に?ありがとう。」
アヤ「テヒョン……会いたかった。」
「俺も。」
アヤ「テヒョン…………」
「ん?」
アヤ「好きだよ……………」
「俺も好き。」
何かあった?
とか、
急にどうした?
とか、
言いたいことはたくさんある。
でも、なんとなくわかってしまった。
「ジミナとなんかあった……?」
君のこと、全部分かっちゃうよ。
アヤ「…………なんもないよ。」
「……そっか。」
大丈夫。
「帰ろっか?」
アヤ「うん。」
まだ大丈夫。
自分に言い聞かせながら君の手に自分の手を重ねる。
この小さな君の手を離さないように。
これからもアヤが俺の隣で笑ってくれるように。
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あやテテ(プロフ) - ireneさん» 読んでくださり、ありがとうございます!学園系に挑戦してみました!よろしくお願いします! (2017年10月29日 20時) (レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
irene - またまたコメント失礼します。前作とは違った雰囲気で良いですね!頑張ってください! (2017年10月29日 18時) (レス) id: fd0247e692 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやテテ | 作成日時:2017年10月29日 13時