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アヤ「ジミン君…久しぶり。」
懐かしそうに言う彼女。
ただ、今の俺らは前までの関係とは違う。
俺とアヤは恋人関係にあるのだから。
くっつくはずだった二人は引き裂かれ、
くっつくはずのなかった二人が結ばれている。
クラスメイト(cs)「ねえ、テヒョン君達って何でそんなに仲良いの〜?」
休み時間に俺たちのそばには数人のクラスメイトが集まっていた。
「中学の時、仲良しだったんだよ。」
JM「登下校も一緒だったね。」
アヤ「修学旅行の自由時間も三人で回ったよね。」
「懐かしいな。」
本当に何をするにも一緒だった。
JM「今も二人は仲良しだな。当たり前か。」
___________仲良しだな。
そんな何一つ間違ってない言葉なのに俺たちは面白いくらいに反応する。
言わないといけない。今の関係を。
「あーえっと…実は」
cs「テヒョン君とアヤちゃんはすっごい仲良しのカップルだよ。」
JM「え…」
やめろよ。
他人が言っていいことじゃない。
でも、一度言ってしまった言葉は相手に届いてしまったらなかったことにはできない。
ジミナの笑顔が消えた。
cs「そうそう。毎朝一緒に登校する二人は美男美女で超お似合い。」
cs「本当に羨ましい!」
「やめろよ!」
cs「テヒョン君…?」
分かってる。今、怒鳴るなんて意味が分からない。
でも、
「ほら、今はいいだろ。そんな話。」
辛そうに目を伏せてるアヤを見てるのは耐えられない。
ジミナの目が悲しみに染まってるのも見たくない。
俺は二人の笑顔を消したい訳じゃない。
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あやテテ(プロフ) - ireneさん» 読んでくださり、ありがとうございます!学園系に挑戦してみました!よろしくお願いします! (2017年10月29日 20時) (レス) id: 999741949f (このIDを非表示/違反報告)
irene - またまたコメント失礼します。前作とは違った雰囲気で良いですね!頑張ってください! (2017年10月29日 18時) (レス) id: fd0247e692 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやテテ | 作成日時:2017年10月29日 13時