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『そう、私あなたの本発売日に買ったのよ、ニュート!』
「え、ありがとう。…あれ?でも僕、姉さんにも送らなかったっけ」
『あれは保存用よ。それに、売上に貢献しなくっちゃ!ミネルバとアルバスにも渡しちゃったわ』
「ちなみに僕も買ったぞ。何度見てもよく書けてる」
「…はは、ありがとう…身内に褒めてもらうとなんかムズムズするよ」
『えっ…ちょっと今の聞いた?テセウス。私の弟すごく可愛い』
「僕の弟でもあるけどな」
『あぁもうほんとに貴方ってば凄いわ。自慢の弟よ』
「おい無視するな」
『そういえば、あの本指定教科書になったんですって?』
「あ、うん、実は。ダンブルドア先生が学校側に薦めてくれたみたいで」
『流石アルバスね。…あ、ミネルバが言ってたわ。生徒たちも興味津々で、何度も本を読み返してる子を何人も見るって!はやくこの目で見たいわ』
「ミネルバ・マクゴナガルか。彼女はすごく優秀だよな」
『えぇ!真面目すぎるきらいもあるけど、最も優れた魔女の1人だわ。彼女が国連に指名されるべきよ!』
「それ姉さんがめんどくさくなっただけじゃなくて?」
『うぅん…だってお姉ちゃんはね、先生になりたかったのよ。偵察要員じゃなくて。あの時は貴重なアニメーガスで、貴方以外に適任はいない!って丸め込まれちゃったけど….』
「けど?」
『よくよく考えたら、優れた教師のミネルバよりも、まだ教員として未熟な私の方を差し出すのは当たり前よね』
「そうかな?マクゴナガル先生は猫の動物もどきだけど、Aは鳥でしょ?鳥の方が融通効くからじゃないの?」
「そうだぞ、A。お前は昔から自分のことを卑下しすぎだ」
『うーん、まぁどちらにせよ暫くはイギリスに居たいわ。だって偵察ってあんまり楽しくないのよ。よく知った顔があっても声掛けられないし、』
「急に鳥が話しかけてきても驚くけどな」
『ファンタジーでいいじゃない?今度モーニングコールでもしにいってあげましょうか』
「いや、結構だ」
「…待って、姉さんのその言い方、」
『あら!流石鋭いわね』
「いついたの…⁉︎」
『フランス魔法省よ。あの子、すごく面白いわ…ほら、兄さんをぶっ飛ばした、』
「ポーペンティナ・ゴールドスタイン?」
『そう!彼女すごく美人ね』
「ちょっと待て。ぶっ飛ばされてはないぞ」
『あぁ失礼。椅子に座らされて転がされただけだったわね!ふふふ』
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木菟(プロフ) - まいまいさん» ほんとですか…!!ほっとしました…もしよろしければ続編の方もご愛読下さると嬉しいです!ありがとうございました! (2022年5月19日 22時) (レス) id: 2546c4f173 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - ありがとうございます!すごく素敵で良かったですˊᵕˋ♡ (2022年5月15日 15時) (レス) id: 2c18e857c2 (このIDを非表示/違反報告)
木菟(プロフ) - kikuchi51さん» kikuchi51様、コメント、ご愛読ありがとうございます!!勿体無いお言葉です…ありがとうございます……!!!アンケートを作成しましたので、是非ご投票お願い致します! (2022年5月15日 14時) (レス) id: 2546c4f173 (このIDを非表示/違反報告)
木菟(プロフ) - まいまいさん» お待たせしましたー!ぐだぐだした終わり方で申し訳ない……リクエストありがとうございました! (2022年5月15日 14時) (レス) id: 2546c4f173 (このIDを非表示/違反報告)
木菟(プロフ) - ムスメ3さん» ありがとうございますー!ぐだぐだしたプロポーズが彼らしいかななんて……原作ではどうティナちゃんとくっつくのか楽しみです! (2022年5月15日 14時) (レス) id: 2546c4f173 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木菟 | 作成日時:2022年4月23日 20時