ページ ページ31
**
「お帰りなさいませ!アヴィはご主人様がご帰宅なさるのをお待ちしておりました」
『ただいま、アヴィ!家を任せきりにしてごめんね』
「とんでもございません!昼食のご準備は出来ております。ささ、お兄様と弟様もどうぞ中程へ」
『ありがとう!さ、行きましょ……どうしたの?』
ダイニングへ案内しようと2人を振り返れば、流石兄弟と言うべきか、同じような顔をしてぽかんと口を開けていた。
その顔に思わず吹き出したところで、2人は我に返ったらしく私についてくる。
「いや驚いた。Aが屋敷しもべを雇ってるとは」
『国連が寄越したのよ。いいって言ったんだけど、今となってはすごく助かってるわ!』
「そもそも姉さんはいつ家を建てたの?」
『家っていうか、ホグワーツの教員寮みたいなものよ。…さ、ついた!どうぞ席について下さいな』
保温魔法でもかけているのか、未だに湯気を立てる食事がずらりと並ぶテーブルにつくよう促すと、2人は素直に椅子に座った。
それを確認してサッと杖を振ると、キッチンの棚からシャンパンのボトルとグラスが飛び出してきて、お行儀よくテーブルに並ぶ。
「おいおい、昼間から呑むのか?」
『あら、たまにはいいじゃない!それともお兄様は反対かしら?』
「まさか。大賛成だ」
「僕も」
『そうこなくっちゃ!』
にやり、そっくりな笑顔で笑い合うと、それを合図にボトルがひとりでに傾き、グラスを満たしていった。
『さぁ、ニュートの本出版と、久々の再会に、』
「「『乾杯!』」」
**
201人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木菟(プロフ) - まいまいさん» ほんとですか…!!ほっとしました…もしよろしければ続編の方もご愛読下さると嬉しいです!ありがとうございました! (2022年5月19日 22時) (レス) id: 2546c4f173 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - ありがとうございます!すごく素敵で良かったですˊᵕˋ♡ (2022年5月15日 15時) (レス) id: 2c18e857c2 (このIDを非表示/違反報告)
木菟(プロフ) - kikuchi51さん» kikuchi51様、コメント、ご愛読ありがとうございます!!勿体無いお言葉です…ありがとうございます……!!!アンケートを作成しましたので、是非ご投票お願い致します! (2022年5月15日 14時) (レス) id: 2546c4f173 (このIDを非表示/違反報告)
木菟(プロフ) - まいまいさん» お待たせしましたー!ぐだぐだした終わり方で申し訳ない……リクエストありがとうございました! (2022年5月15日 14時) (レス) id: 2546c4f173 (このIDを非表示/違反報告)
木菟(プロフ) - ムスメ3さん» ありがとうございますー!ぐだぐだしたプロポーズが彼らしいかななんて……原作ではどうティナちゃんとくっつくのか楽しみです! (2022年5月15日 14時) (レス) id: 2546c4f173 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木菟 | 作成日時:2022年4月23日 20時