君には敵わない！ ページ1
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「ハッフルパフ！！」
アルファベット順で僕の後ろだった子も、僕と同じく組み分け帽子によってハッフルパフ所属に決まる。
このままいけば僕の隣に座るであろうその子の外見を確認しようと首を伸ばせば、目に飛び込んできた見事な赤髪。
「かわいこちゃんを取った！」
「未来のMs.ハッフルパフだな！」
先輩達がわいわい騒ぎ立て、その女の子に「ハッフルパフへようこそ！」と目一杯の歓迎を示す。
そんな彼らに怖気付くことなく、少女らしい笑顔を浮かべた彼女。『ハッフルパフに入りたかったから嬉しい！』
随分明るくて社交的な女の子なんだな。僕とは合わなそうだ。
そんなことを考えていたら、張本人が僕の隣にスカートを気にしながら座った。
分かっていたことなのにびくりと肩を震わせた僕の顔を女の子が覗き込む。エメラルドみたいに輝く瞳と目があった。
「ぁ、あの、」
『すき…』
「え？」
耳を疑った。なに？なんて言った？す、好きって言った？何が？？
『あなた、とっても素敵だね！』と目を輝かせたかと思うと、僕の冷たい手を自身の温かい手で包み込む。
まだまだ組み分けは続いていて、僕らの声なんて気にならないぐらい盛り上がっている。僕らの近くにいる人だって、新入生同士親睦を深めているように見えるだろう。
一周回って冷静になれるくらい、僕は混乱していた。
そんな僕を他所にまじまじと眼を覗き込む。
『なんて綺麗な瞳！オリーブ？グレー？いやもしかしてブルー…？』
「ちょ、ちょっと待って。僕、」
『わ、声もとっても素敵なんだね！！』
にこにこにこにこにこ。
音が聞こえてきそうなほどにそのエメラルドを細めて、桃色の唇を三日月型にしている彼女に唖然としていると、ハッと何かに気付いたのか決まり悪そうに僕の手を離した。
『突然ごめんなさい。私、A。A・ダーシィ・コールマン』
「ぼ、僕はニュートン・アルテミス・フィド・スキャマンダー…ニュート・スキャマンダー」
『ニュート！』
名前も素敵。もう一度柔らかい笑顔を浮かべて独り言のように囁く彼女に、とうとう顔が熱くなるのを感じた。絶対今顔が真っ赤だ。
それなのに彼女は更なる追い討ちをかけた。
『ねぇニュート、私とお付き合いを前提に友達になってくれない？』
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木菟(プロフ) - まいまいさん» ほんとですか…!!ほっとしました…もしよろしければ続編の方もご愛読下さると嬉しいです！ありがとうございました！ (2022年5月19日 22時) (
レス) id: 2546c4f173 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - ありがとうございます！すごく素敵で良かったですˊᵕˋ♡ (2022年5月15日 15時) (レス) id: 2c18e857c2 (このIDを非表示/違反報告)
木菟(プロフ) - kikuchi51さん» kikuchi51様、コメント、ご愛読ありがとうございます！！勿体無いお言葉です…ありがとうございます……!!!アンケートを作成しましたので、是非ご投票お願い致します！ (2022年5月15日 14時) (レス) id: 2546c4f173 (このIDを非表示/違反報告)
木菟(プロフ) - まいまいさん» お待たせしましたー！ぐだぐだした終わり方で申し訳ない……リクエストありがとうございました！ (2022年5月15日 14時) (レス) id: 2546c4f173 (このIDを非表示/違反報告)
木菟(プロフ) - ムスメ3さん» ありがとうございますー！ぐだぐだしたプロポーズが彼らしいかななんて……原作ではどうティナちゃんとくっつくのか楽しみです！ (2022年5月15日 14時) (レス) id: 2546c4f173 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木菟 | 作成日時：2022年4月23日 20時
