-カスミソウ-7

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-佐久間-






渡「なぁこれ買いすぎたんじゃね？」



『えー、そう？まぁAも食うっしょ！』






ふっかの様子を見に行くために、スーパーでふっかの食べれそうなゼリーとかスポドリとか果物とかビニール袋パンパンになるくらい購入。






あいつまじで体調崩すとご飯食えなくなるからね。







近くの駐車場に車を置いて翔太あいつ大丈夫かなぁなんて話ながらふっかの家に向かって歩くとあっという間に到着。







-ピンポーン-






インターホンを鳴らしたけど誰も出てこない。






『あれ？Aいないのかな？』



渡「でもAいるはずだけどな…あ、鍵開いてんじゃん。」



『あ、ほんとだ…おっちー！Aいる？お邪魔するよ〜！』



渡「…！A！！…」






返答はなかったけどリビングに翔太と入ると、ソファーの上で顔を真っ赤にしてゼーゼー言ってうずくまってるAの姿。




『え！A、どうしたの！大丈夫？！』



A「ハァハァ…」



渡「吸入薬は？！」



A「ふっか…先生の…お部屋…」



『俺吸入薬取ってくるから翔太Aのことお願い』






予想していなかった状況に焦りを感じつつ、持っていたビニール袋を置いてふっかの部屋へ駆け上がる。







『ふっか！大丈夫か？！ちょっとAの吸入薬借りるな！…ふっか？！…すげー熱じゃん！ごめんすぐ戻るから！』






ふっかの部屋へ行くと、こちらもまた顔を真っ赤にして、高熱のせいか若干朦朧としてる。






とりあえずすぐ戻るからってことを伝えて吸入薬を持ってリビングへ走った。






『翔太これ！』



渡「さんきゅ！…A、ゆっくり呼吸しようね、吸入するよー…せーの！…」



Aの方は翔太が吸入させて、なんとか少しだけ喘息症状はおさまった。



『翔太、ふっかもやばい。高熱のせいで朦朧としてる。』



渡「おいまじかよ」



『2人とも病院搬送しよう』






こう言う時の咄嗟の判断は早くて。






翔太と相談して、2人とも病院に搬送することにした。

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