-カスミソウ-7

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-目黒-






今日はAに買い物付き合ってもらう約束してて準備してるとAからメールが来た。






体調崩しちゃったからまた今度にさせてもらってもいい？って。






どうせ休みだしふっかさん仕事で家に1人でいるAのことが心配だから様子見に行こうかななんて思ってるとふっかさんからもメール。






せっかく約束してたみたいなのにごめんねぇって。






いや俺は全然いいんだけどさ。






ふっかさんにも今日ふっかさんちでAのこと見てますねって連絡したらお願いって返信が来た。






なんかちょっとコンビニでいろいろ差し入れ買って行くかなあ。






とりあえずスマホと財布を持って家を出た。






-ピンポーン-






『Aいるー？』



A「…あ、めめ…開けるね…」





インターホン越しに聞いたAの声はなんか元気がない。






『お邪魔しまーす…A、おはよう』



A「おはよう…めめ、今日ごめんね…」



『俺は全然。だいぶ顔色悪いね。』



A「ただの生理痛なんだけどね」





ただの生理痛って言う割にはだいぶしんどそう。





『薬は飲んだ？』



A「さっきふっか先生にもらって飲んだよ…」



『そっかそっか、ちょっと横になっときな？ふっか先生帰ってくるまで俺ここいるから』





俺は男だし、生理痛とか知識はあっても経験したことない。






きっと相当しんどいよね。






『ブランケットかけるね…ちょっと温かい飲み物作ってくるから待ってて』



A「ありがとう…めめみたいな人が彼氏だったら最高だね…」



『そんなこと言ってくれんのAだけだよ』





何か俺でもできること…って考えて、痛みの根本を取ってあげることはできないけどあったかい飲み物作るぐらいはできる。





俺みたいな人が彼氏だったら、なんて言って微笑むAの頭をポンポンして、キッチンに向かった。

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