-カスミソウ-

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あれからすぐ目を覚ましてもグズグズなA。





『A〜ちょっとだけ早いけど病院戻ろっかぁ』





照にも今から戻ろうと思うってだけメール入れとくと、すぐに返信が返ってきて今から迎えに行くから家で待っててって。





まじで優しすぎる男だよね。






ありがとうとだけ返すと、照にそっくりな目がないニコニコのスタンプで返信が来た。






-ピンポーン-





『照〜まじで助かるわ』


岩「あんま気にすんなよ、慣れない環境で疲れが出ちゃっただけだから』





また見透かされた。





照には隠しごとできないのよ。わら





『俺そんな顔に出てる？』


岩「見てればなんとなく分かります〜笑」





ほら、早く荷物貸してーとか言いながら手際よく荷物を詰め込んでAもチャイルドシートに乗せてくれて。





俺が女なら完全に惚れちゃうね。わら





病院着いてからはみんながAー寂しかったよーおかえり〜なんて言いながら駆け寄ってきた。





向「Aお熱出ちゃったんやなぁ、ゆっくり休もうな〜」





『とりあえず病室連れてくわ』





俺のとりあえず先に解熱剤入れときたいって思ってた気持ちも届いてたみたいで、阿部ちゃんが準備して待ってくれていた。





阿「座薬でいいよね？」


『サンキュー阿部ちゃん仕事早いな』


阿「どうせふっかのことだからって思ってね〜帰ってきてすぐで申し訳ないけど俺押さえとくから入れちゃって」


『さんきゅ』


阿「A〜ちょっと横向けて海老さんみたいになろうね〜」


『ごめんなー、ちょっと気持ち悪いよー』





出来るだけ早く終わらせてあげよう。そう思ってさっと座薬を入れた。





A「うわぁぁぁん！いたいぃー！(泣)」


阿「よし終わった！偉かったね〜！」


『これで楽になるからな〜』





かなり号泣だったけど阿部ちゃんのおかげでスムーズに終わった。





A「阿部ちゃん抱っこぉ、、」


『あれ！ふっか先生じゃないの？！』


阿「ふっかはとりあえず着替えてきな笑」


『うぃー』





なんだか寂しさを感じるけど阿部ちゃんに抱っこされたAを部屋に残して着替えに向かった。

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