-カスミソウ-

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-深澤-


照から今日もやっぱりAの熱が下がってないって話を聞いた。




季節の変わり目だから風邪でも引いたかなーなんて考えてんだけどやっぱ熱が長引くのは気持ち悪いよねぇ。




嫌がるのが目に見えてるけど、採血と点滴入れとこうかなぁ。

　


『なぁ目黒、今日Aの受け持ち誰？』


目「今日は康二が受け持ちっすけど今他の子の入浴介助行ってますよ。どうかしましたか？」


『おーそっか。ならいいや！Aの採血と点滴入れようと思うんだけど適当に誰か捕まえてやっとくからって康二に伝えといてくれる？』


目「え、いいんですか？」


『大丈夫だよ、お前らにも他の仕事たくさんあるだろうし今日みんな外来ないはずだから誰かしら手空いてるっしょ。』


目「ありがとうございます。もし手が足りなかったら遠慮なく言ってくださいね！康二には伝えときます！」



『さんきゅ』
　



お、早速いい人発見。




『佐久間〜今手空いてる？』


佐「手空いてるけどどうした？」


『今からAの採血と点滴しに行こうと思うんだけど手貸してくんね？』


佐「なんだそんなことか〜お安い御用でやんす！もっと変なことお願いされるかと思ったわ笑」


『変なことなんてお願いしねーよ笑』




佐久間の言う変なことってなんだよ笑




とりあえず手は捕まったしオーダー先入れとくか。





とりあえず、CBCと生化と…点滴は3号液っと。





佐「ふっかー点滴は3号でいいよね？採血凝固はいる？」


『3号で大丈夫。凝固は無くていいかな』


佐「おっけー」




普段ふざけ倒してんのに仕事になるとできる佐久間がもう採血、点滴セットもろもろ準備してくれてた。




助かる〜。




深「はい、ラベル」




佐久間にラベルを渡して、2人で確認して…




(ほんとは医者のする仕事じゃないんだけどね。わら)




佐「よし行こ！」

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