第1話《最終選別》 ページ2
今日は鬼殺隊の最終選別です
先週、私は9歳になりました、9歳です
9歳で、選別に行かせる兄ってなんなん??
6歳の時に、めちゃくちゃスパルタな鍛錬を受けてね、7歳の時からね、今日の日のためにめちゃくちゃ厳しい訓練を受けてね、今日まで生きてきたんですよ
毎日毎日厳しい訓練受けてね、まぁ、それはいいんだけどね
楽しかったといえば楽しかったですけど
兄の日輪刀を借りて、藤重山に向かいます
「気をつけろよ」
最終選別に行く前に兄にかけられた言葉がそれ
もちろん気をつけるよ
だって、今から鬼と戦うんだからさ、危険も承知だよ
まあ、死んだら死んだでそれまでだよね
今まで頑張ってきたものは全部無駄になるし、兄の努力も無駄になるけど、まぁ死んだらそれまでだよねぇ〜(自暴自棄)
まあ、それでもいいかもしれない
来世はどんな自分になれるんだろうか
9歳なりにそんなことを考える
でもさ、享年1桁って...悲しくない?
自分で言ってて悲しいよ
なんか、とぼとぼと歩いていたら見えてきた、藤の花が咲いている山
『うわー、結構人いるなぁ』
これだけ、鬼殺隊になりたい人がいるんだねぇ
でも、残るのは数人だって兄が言ってた
今年はどれだけ残るのかなぁ
私も残れるのかなぁ〜
ははっ、はぁ.....(情緒不安定)
*
「「では、頑張ってください」」
っていう軽い挨拶で始まった
『軽!!』
と私は突っ込んでしまったよね
まぁ、でもあの子たちめちゃくちゃ可愛かったなぁ、同じくらいの歳ぽいし
可愛ええなぁ
私もあんな可愛く生まれたかった
てか、私が叫んだ時一部の人間が私を二度見した
そりゃそうだよね、チビだし
こんな奴が生き残れるわけねーって声も聞こえてきたし....
......
今に見てろよ!!!!!
私はね、やれば出来る子なの!!!
やってやろうじゃないの!!!!
*
森の中を歩いてて気づく、鬼がいねえ
は?なんで?
まあ、楽でいいけど
あ、そういえば、兄が選別受けた時に寝床を作ったって言ってたな
それ探そ
それ探しながら、鬼見つけよ
*
寝床は見つけた
けど、鬼がいないなぁ....ラッキーだわ
本当に鬼が居ないのかなぁーと少し危険な賭けに出ようとする
まあ、うん興味本位でだよ?
森の中を探索してると、誰か知らないけど腕を掴まれた
「怪我をしているだ、こいつの手当をしてやって欲しい」
どなた??
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