66日目~ろく~ ページ34
『てか、何でここに?』
「銀さんたちにお願いがあるって母ちゃんが」
『日輪さんが!?
あー、会いたいなー
あのぶっ倒れてから会ってないんだよ〜ずっと
ん?でも今から?』
「明日でいいってよ!!」
『まじかー、明日約束あるんだよなぁ〜』
「日中暇なお前に約束なんてあんのかよ」
『明日は総悟と出かけるんだ〜』
「何!?
総一郎くんとデートだと!?
お前ら...付き合ってんのか?」
『え、付き合ってないけど?』
「かわいそうな総一郎くん」
『別の日じゃダメなのー?』
「急ぎの用事みたいだから」
「まぁ別にお前がいなくてもやっていけるけどな」
あ、銀さんそんなこと言っていいのか?
Aちゃん悲しいぞ
泣いちゃうぞ
心は泣いてるぞ
鳳仙亡き今、吉原は良い街になり賑わってるらしいし、行きたかったんだよぉ
晴太くんもバイトしてるって言うし
日輪さんがやってる喫茶店があるっていうし
何より日輪さんに会いたいし
「おいA
日輪が主に礼を言っておった
最後に鳳仙に合わせてくれてありがとう、と」
『...そっかー
良かった〜
余計なお世話かと思ったよ〜』
「たく、お前は無茶しかしねえからな
せっかく治った傷もまた開いちゃ意味ねえからな」
『んまぁー気を付けるよー
そういえば、神楽ちゃんたちは?』
「買いもんにいってる」
「A姉はさー、なんでおいらたちを助けてくれたの?」
『ん?私何かしたっけ?』
「え!?色々してくれたじゃん!?
母ちゃん助けてくれたりとか!!
神楽姉から聞いたよ、
野兎の強いやつと戦ったとか!!」
『あー、でも私何も出来なかったよ
でも...あの街いけ好かなかったんだよね〜
私の過ごしたところと似てたから
人を買うとか好きじゃないんだよね
自由がないとかありえないし
ああいうのはなんというか...ぶっ壊したくなるっていうか
だから銀さんグッジョブ!!』
「なんかうぜえ」
『ひでえ』
まぁそういうこった
前の吉原はマリージョアに似てるから
なくなって良かったって思う
『晴太くんも幸せそうで良かった
良いお母さんがいて良かったね』
よし、絶対吉原行くわ
明日総悟と遊んだ後に吉原に行こうかな〜
ん、てか明日どうするんだろ...
何するのかな?
『あ、ねぇ銀さん
明日の服装どうしたらいいかな?』
「そんくらい自分で決めろよ!!」
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