６６日目~に~ ページ30
バイバイ〜神楽ちゃん〜と手を振りながら総悟の隣を歩く
まぁあれから神楽ちゃんが相当ごねたけどなんとか説得してきた
やっぱ土方さんに会いたいよね!!
会うの何日ぶりだろうー
「今何考えてるか、当ててあげますぜぃ」
『おうおう当ててみろ!!』
「土方さんのことでさぁ」
『正解!!』
「土方さんのこと好きすぎじゃないですかぃ?」
『うん、好き〜!!』
「俺ぁ、まだ諦めたわけじゃないですからねぃ
覚えといてくだせぇ」
『...はーい
でもね、総悟
これだけは言っとくけど、今は誰とも付き合うつもりは無いからね』
「土方さんがAのこと好きでも?」
『うん』
「じゃあ、俺もまだ付け入る隙はあるってことか...」
『ん?なんか言った?』
「いや、なんもないでさぁ」
*
『ひっじかったさーん!!!!』
と言って土方さんを見つけた瞬間土方さんに飛び込んだら無言で交わされた私
何、嫌いなの私のこと?
嫌ってるのおおおおおお?
「なんでここにいる?」
『総悟に来るー?って言われた〜』
「一般人を入れるんじゃねえ、総悟」
『一般人とはひどいなぁ
たまにお手伝いしてるのにぃ』
「それはそれ、これはこれだ」
『なんで、そんなに冷たくするの、土方さん』
「これが俺だからな」
「土方さんは、嬉しいんでさぁ」
『ん?どゆこと?』
「おい、てめぇ、総悟!!」
「Aが元気になって嬉しいんでさぁ
土方さんは
まぁ土方さん素直じゃないからそう堅苦しくなるだけでさぁ」
『そうだったんだ〜、私のこと大好きだね、土方さん!!』
「そんなんじゃねえよクソ女!!」
『クソ女!?はじめて言われた!!』
「何喜んでるんだよ!!気持ち悪う!!」
『ふへへへへ、土方さんに貶されるならそれでいいや』
「キモ!!お前キモ!!」
『ふははは』
やっとあの頃に戻ったなぁ
あの楽しい日々が戻ってくる
でもこの楽しい日々も終わってしまう
いつかは終わってしまう
だって私は元の世界に戻っちゃうから
もうみんなと会えなくなっちゃうから
もっとみんなと過ごしたかった
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