５５日目~に~ ページ16
「ちょ、やめて総悟やめて」
何故かわからないけど総悟につつかれている近藤さん
『でも、弁償できますよ?
この前のバイトで結構お金もらったし
ほら、あのなんだっけ、ホステス?のやつでもお金もらったし!!』
「あー、懐かしい」
『ねー、懐かしいねー』
「万事屋にいるより儲かると思うけど」
『近藤さん、私
お金をもらうために万事屋にいるんじゃなくて楽しいから万事屋にいるんですよ?』
「大好きな土方さんと暮らしたくないんですかぃ?」
『え?土方さんと一緒に住みたい』
「土方殺す」
怖、総悟怖い
『土方さんさ、いつ戻ってんくんのかな?
ねぇ総悟暇?』
「....暇ですねぃ」
「総悟ぉ!?暇じゃないだろ!?お前暇じゃないはず!!トシから渡された始末書があるはず!!
出されてないからまだお前が持ってるはず!!」
「近藤さん静かにしてくだせぃ
そんな始末書さっさと出してきましたぜ
だから俺は暇でさぁ」
『そっか、じゃあ一緒に土方さん探しに行こー』
「土方探すのは気に食わねえけど、Aと一緒にいられるなら行きまさぁ」
『じゃあ、行ってくるねー近藤さん
あ、さっきのドアは弁償のやつさ、なんか私が力になれることがあったら無償で働くからいつでも呼んでねってことで!!』
「えー、A止まらないんですかぃ?」
『だって、真選組、女の人入ったらダメなんじゃ?』
「Aだったらいいんじゃないんですかねぃ」
『そう言ってくれるのは嬉しいな
土方さんってどこ行くんだろ』
「えー、土方コノヤローのことは置いといて
遊び行きませんかぃ?」
『なんのために私が真選組に来たと思ってんの?
土方さんに会いに来る為だよ?
あと総悟』
「俺は付け加えですかぃ?」
と笑う総悟
『総悟...』
総悟を呼び総悟の頬に触れる
「え、急にどうしたんですかぃ?早くないですかぃ?え?え?」
『やっぱり、総悟は笑ってた方がいいよ』
そう言い、手を離そうとしたんだけど総悟の手が重ねられて話すことが出来なかった
『総悟....?』
「A...男はみんな狼なんでさぁ
そこちゃんとわかってますかぃ?」
『...総悟はしないでしょ?
総悟は私が嫌がることはしないよ』
「...そういうところが俺は嫌いなんでさぁ」
手を優しく離す総悟
『私はそういうところが好きだよ』
「ああ、もう!!大嫌いでさぁ!!」
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