51日目~に~ ページ13
『私、ここに残るよ』
「...どういうことだ」
『ここに残る、私はワンピースの世界には帰らない
銀さんたちとこの世界にいる
死ぬまでここにいる、もう決めたの
ごめんね結羽
私のために色々やってくれたのに』
「いや、いい、それはいいが...
はやかったもんな
期限は3ヶ月だったからな
だから、3ヶ月後また来るよ
その時に気持ちが変わってるかもしんねえもんな
3ヶ月じゃなくてもいい帰りたくなったら帰れるからな」
『うん、ありがとう
あ、ていうか、これ夢の中って言ったよね?
じゃあ入院してない私?』
「さぁな、じゃあ俺は帰るから
何かあったら呼んでくれ、上にいるよ」
『うん、ありがとう!!』
パチっと目を覚ますとそこは万事屋の部屋の中
『あ、よかった、病院じゃないし、体動くし
でも誰もいねえ』
布団から出ようと体を動かす
『おおおおおおおくそ痛えええええええ』
そらな、腹えぐられてるからね
腕に剣突き刺さったからね痛いねそりゃ痛いわ
「だいじょぶアルかー!?!?A!!!」
『うわお、神楽ちゃん、神楽ちゃんこそ腕大丈夫?』
「大丈夫アルよ!!」
『そっか....よかった』
「それよりも、痛いあるか?お腹?」
『うん、痛い、久しぶりに感じたわこの痛み
ていうかはらへったわー
ご飯食べよう神楽ちゃん
あれ、銀さんは?』
「なんか、出かけましたよ?
ご飯なら出来てるよAちゃん
あと、Aちゃん、出血多量で死ぬ所でしたよ」
『出血多量?』
「お腹に穴開けて、応急処置はしたけど、穴を塞いだわけじゃないから日輪さんを担いだ時に血がドバドバ出てきてたらしいよ、銀さんが言ってたけど」
『まじか!!なんで生きてんだ私!!』
「まぁAちゃんだから」
『なにそれ、あ、カツ丼だァ!!!』
「Aちゃん食べられないよカツ丼なんて!!
ほらおじや作ったからおじや食べて!!」
『おじやなんて食べてる場合か!!!!』
「たべろや、バカタレ!!」
「カツ丼は私のものネ!!!」
『私のですうううううう!!』
「僕のだよ!!!」
『私はけが人だ!!食べさせろ!!』
「けが人だからおじやたべろよ!!」
『おじやはてめぇが食べてろよ!!!』
Aは気が狂ってました
カツ丼が食べたすぎて気が狂ってました
今暴れたら塞がってない傷跡が開くことにも気づかないくらい
このあとのことはご想像にお任せします
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