５０日目~きゅう~ ページ1
「おいおいそれはないぜぇ、お嬢ちゃん
お嬢ちゃんがゴリラって言い出したんだろぉ?」
『私はいいの!!私だから!!』
「どんだけ自己中!?」
って新八くんが言ってたけど気にしない
「まぁ冗談はこれくらいにしといてまぁ
その傘、その肌...ようやく爺さんとの戦争を避けたと思ったらこのザマだ
勘弁してくれよ
俺は共食いは趣味じゃねえんだ
これも夜兎の宿命かねぇ
死ぬまで戦い続ける呪われた種の...」
『...大丈夫だよ
共食いにはさせないよ?
銀さん...神楽ちゃんたち連れて先にいって』
「バカか
いやお前が馬鹿なのは前から知ってたけど
だいたいお前は骨も折れてんだろ」
『そんなん治った私は大丈夫だから
いって...お願い』
「何言ってるネA
これは夜兎同士の戦いネ
一般人巻き込むなんてそんなのダメアルよ
それにお姉ちゃん置いて逃げるなんてできないアル」
「行ってください銀さん
Aちゃんと神楽ちゃんは僕が守ります
それから姉上置いて逃げるなんて出来ませんし」
『はぁ何いってんの!?
私ひとりで十分って言ってんじゃん!!
...足でまといなんだよ!!いって!!』
「足でまといなんですよ、銀さん!!
さっさと行ってください!!」
「足でまといって言われてるヨ銀ちゃん!!
さっさと行くヨロシ!!」
『お前らのことだよ!!』
とみんなで口論していると銀さんがため息をついた
「ったく、お前ら
待ち合わせの場所わかってんだろーな おい」
「「『次会うときは、日の下で』」」
「上等だ、コラ」
そう言って走り出した銀さん
あ、ちょいこら待てこいつら連れてけよ
2人を守りながら戦えるのか私...
「人生ってのはぁ重要な選択肢の連速っていうがね
今度みたいにはっきりババ引いた奴は初めて見たね
あちらさんハズレだ
夜王相手に1人、肉片もこれぽっち残らまいよ
お前さんたちが正解、助かったねぇ
三人仲良くミンチにしてやるよ」
「ハズレはお前アルよ」
『私たちを甘く見てると痛い目見るからね』
「その粗末なもん」
「「『あらびきウインナーにしてやるよ!』」」
神楽ちゃん、新八くん...
私は2人を守ることが出来ないかもしれない
でも、大丈夫私が私の命に変えてもふたりを守ってあげるからね
それがお姉ちゃんの役目だから
きっと大丈夫こんないつ終わるかもわからない命をあなた達に捧げることが出来るなら私は..
喜んでこの命あなた達に捧げるから
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