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安室side





彼女とは切っても切れない、何か縁でもあると思った。
最初、僕が体調不良になっていた時に家まで送って美味しいお粥まで作ってくれた。

普通、男性にそんなことはしない。



だから僕と同じように君もどこか、初めてあった気がしなかったんだろう────。






「 あなたが、命を張ってコナンくんという人間の命を守ってくれたのに僕はあんな酷いことを言ってしまった 」



「 あれは私も悪いです。本当の事言わなかったから····· 」






本庁に帰り、色々調べて見たら彼女は喧嘩なんか起こしてなくて少年を犯人が発泡した拳銃から守ったのが真実だった。






「 でも、警察の人なら·····褒めて欲しかった、です 」






·····!!

彼女の事も色々調べたら、彼女も彼女で色々苦労していた。



幼い頃から財閥のお嬢様として育った彼女は、両親からはあまり愛を受けて育っていなかったと当時のメイドさん聞いた。

子供のように育てていたのは兄の方で、彼女は望まれていない子供だったことも────。







「 守れなくて、、ごめんなさぃ、····」



安室「 ·····君のこと、調べさせてもらったよ 」



「 、? 」



安室「 ·····よく頑張ったなA、 」



「 ·····!!! 」





きっと、彼女はここまで頑張って生きていたはず。

17年間も愛を受けずに頑張って生きてきたんだ。きっと辛かったし、苦しかったはず────。





安室「 Aの言う通り僕は警察だ、偽名も使ってるしAが思ってるよりも良い人じゃない 」



「 いいえ、良い人です 」



安室「 、、なんで(( 」



「 私の兄が言ってた人に似てるんです、だから貴方は良い人です 」






予想外の言葉が帰ってきた────。僕もおんなじことを思っていた。




“守ってやってくれ、たった一人の家族なんだ”

“ああ、君の約束は僕が守るよ──○○”

“頼むよ、零

優しくて、強くて、素直で正直な僕と同じ瞳の色をしてる女の子なんだ”

“ああ!約束だ”




当てはまる·····名前はどうであれ少し当てはまる───。






「 僕は公安警察の警備企画課····ゼロに所属する警察官だ 」



「 ·····なるほど、だから私のことも調べることが出来たのね 」



「 ああ、だからポアロでは偽名を使わざる得ないんだ 」



「 本当の名前はやっぱり、、降谷さん? 」



「 そう、降谷零だ 」





そう言った瞬間、彼女が俯いて何か考え始めた。

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作者名:promise | 作成日時:2023年5月22日 20時

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