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佐藤刑事「早く応急処置を!」



目暮警部「何やってるんだ!!早く犯人を拘束して連れて行け!!」





2人とも、マジな顔とマジな声で動いてる。
そりゃそうだ、一般人が事件に巻き込まれたのだ。

勝手に出てきた私も悪いけどね!





佐藤刑事「でも、高木君が足止めしてたのにどうして、」



「足止め?」



目暮警部「君がこの現場に来ることを知ってたから、まずいと思って高木くんをお取りに使ったんだが···」



「もしかして、ヤンキーのこと?そこにいた··」



佐藤刑事「もしかして·····」



「ああ、普通のヤンキーかと思ってあの、あっちで、、」





潰れてます。

まさかあれが高木刑事だとは思わなかったよ·····ごめんなさい





佐藤刑事「Aさんは、このまま病院へ向かって処置してもらって?私は高木くん迎えに行ってくるから」



「はーい!」



コナン「A、」



「大丈夫、体の小さい君がもしあれを受けてたらもっと重症になってたからね」



コナン「ほんとごめん」



「いいって笑」






そういって私は、近くの東都病院に行き掠めた肩を処置してもらい帰るところだった。





「·····!」



「あれ!!安室さん、」



安室「Aさん·····ああ、なるほど、」



「ん?」





病院から出ようとしたところにスーツを着たいつもと雰囲気が違う安室さんを見つけた。





「なんでここに?」



安室「僕の友人が入院しててね、様子を見に」



「そうだったんですか!」



安室「あなたこそ···なんですかその包帯」






んーなんて言おう、バカ正直に言うと怒られそうだし───。





「これは···喧嘩して、、たまたまやっちゃって、」



安室「はぁ、もっとお淑やかにしないとダメじゃないか」





·····!







胸の奥の方が痛む·····。







昔よく聞いた、お淑やかにしなさいという言葉。







やばいなぁ、、思い出してしまう·····。

こんなところでそんなこと思い出したら────。







私は走ってその場を逃げるように帰ってしまった。

もちろん安室さんはびっくりした顔でただ立ち尽くしていた。



これから顔を合わせるのも気まずくなってしまうな·····。







「お淑やか···ねぇ、」






私もできるならお淑やかに生きてしっかりと久城家を引き継いで生きていきたかった。

···でもお母さんには期待されて居なかったし、全ての欲は私の兄の方に注がれていたから私に出来ることは無い。



辛いなぁ···

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作者名:promise | 作成日時:2023年5月22日 20時

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