◇82 ページ33
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｢ ジンもう行くわよ ｣
｢ こいつを目の前にして逃げられるかよ ｣
あの女性·····。
味方なの？敵なの？どっちなの？！
『 っ·····逃げられるわけない 』
そう、周りはもう警察の人がヘリを回して空を囲んでいる。
もう逃げ場は無い。
｢ ならお前を殺して逃げるまでだ ｣
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ヤバい────！
撃たれる·····！
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『 え？！ 』
｢ うっ、 ｣
『 ちょっ、なんで前に出てきたの？！ 』
｢ 許せないのよ···たった一人の命を奪った私達があなたの命まで奪うことがね｣
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前に出てきたのは·····私を助けてくれたあの女性
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『 私が避ければ、そんな急所に、、』
｢ まだ撃ってくるから体制立て直して、私は死なないから ｣
赤井｢ ·····ベルモット ｣
ジン｢ お前·····何やってんだ？ ｣
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『 やっぱり私·····こいつ許せない 』
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｢ 俺を殺せるとでも？ ｣
『 既に手負いの貴方は勝ち目ないんじゃない？ 』
｢ さぁ·····どうかな ｣
この音·····まさか、、、、
スクリュー音·····！
警察の人のものじゃない！！！もっと大きい！！！
ジン｢ 非常時の時のためのヘリだ ｣
ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ·····！！
『 そ、そんな！！ 』
周りにいたヘリたちが次々と撃ち落とされてく。
どうしよう···このままだと本当に逃げられてしまう。
｢ 全て墜落したようだな ｣
『 ·····やっぱり生かしてはおけない 』
逃がさない·····！！
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ヘリに逃げようとそちらに走っても無駄！！
土地勘は私の方が優れてる─────！！！
ﾊﾞﾝｯ──！
『 っ、逃すか！！ 』
もう撃たれても何も感じない、感じてる場合じゃない！
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まずい、ヘリのハシゴに手をかけた！！
『 ｯ───────！ 』
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ﾊﾞﾝｯ ﾊﾞﾝｯ─────
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『 ·····はぁ 』
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彼はヘリに到達する前に海へ落ちた。
この離島は丘から海の距離が近い。
ヘリで逃げられたとしても、すぐ海自が来るだろう。
『 仇·····とったよ、 』
降谷さん·····お兄ちゃん·····
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作者名：FIVESTAR | 作成日時：2023年5月28日 16時
