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＼ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ／
｢ はい、 ｣
『 赤井さん！！！開けて！！！！！ 』
焦った様子で私が声を荒らげたせいか、赤井さんは何だ何だと急いで門を開けてくれた。
｢ どうしたんだい、そんなに急いで ｣
『 降谷さんが死んじゃう！！！！ 』
｢ どういう事だ ｣
『 この書置きが家にあって····それで、、どうしていいかわかんなくて····とりあえず赤井さんの家に、、行こって···』
赤井さんが私を心配そうに見ながら話を聞いてくれて、私は少し安心してしまった。
彼と降谷さんは仲があまり良くないものだとは思っていたけど実はお互いが頼りにしてる仲間同士だということも同時に私は見抜いてた。
｢ ···Aさん、俺を頼ってくれてありがとう ｣
そう言って泣いてる私をそっと抱きしめてくれた。
『 赤井さん·····、降谷さんの場所、分かりますか 』
｢ だいたい目星は着いている ｣
『 私も着いてますけど···でもここからだと4時間はかかります、、、 』
｢ 俺に任せろ ｣
そう言って赤井さんは急いで支度をし始めた。
私も同時に支度をし始める。
恐らく、彼達がいるのは私たちの故郷。
そこに組織の奴らをわざわざ降谷さんは呼び出し決着をつけるつもりだろう。
部屋を荒らして言った理由は直接降谷さんから聞く。
絶対降谷さんの口から聞く。
.
｢ 公安のものにも警察のものにも伝えたのか？ ｣
『 家を出る時、蘭と園子に伝えてきました、FBIは繋がりがないので···』
｢ よし、ならばこちらも加勢しよう ｣
そう言って急いで電話をしていた。
早口でしかも英語だったからなんて言ってたかまでは分からないけど加勢してくれるのだろうか。
｢ あと出る前にひとつ ｣
『 ん？ 』
｢ ぜっったいに無茶はしないでくれ···降谷くんとスコッチが悲しむからな ｣
『 ·····悪いけど約束できない 』
.
奴らを目の前にしたらどうなるか分からない。
怖くて震え出すのか、怒りで震え出すのか─────。
『 降谷さんだって許してくれるはず 』
お兄ちゃんの仇をとるために都心にでてきた私。
大好きな兄のためにここまで命をかけて頑張ってきた。
何がなんでも周りの人達に害のないように。
お兄ちゃん──────。
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作者名：FIVESTAR | 作成日時：2023年5月28日 16時
