公安と捨てられた少女 Ⅱ【名探偵コナン】 (ページ14)

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side.ベルモット

ﾊﾞﾝｯ！

やはり·····彼は生きていたのね。赤井秀一。

《おいどこにいるか地上のお前からも探せ》

｢無茶言わないでよジン、もう海は真っ暗地上からなんて探すの無理だわ｣

《ならヘリから探す、お前はもう撤退しろ》

｢了解｣

諸伏A──────。

あなたは私と1回あったことがあるんだけど····あなたはそんなこと覚えていないようね。

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“ お嬢さん、お家は？ ”

『あっちにあるよ』

“ それならお兄ちゃんは何処にいるかわかる？”

『 ·····お兄ちゃんは帰ってないよ』

諸伏景光·····スコッチが組織を裏切って自ら命を絶った。

故郷になにか隠していないかと探しに私はひとり、人気の無い村で彼女にであった。

せっかくこの村に来たのに、申し訳ないと思ったのか彼女は私におもてなしをしてくれた。

『お兄ちゃん、見つけたら私にも教えて！』

帰り際に言われたその言葉は、約10年後敵となっ手伝えることになってしまったわね────。

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彼のような二の舞にならないように、あなたには彼の分までどうか生きて欲しい。

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道案内してくれた私の小さなプリンセス·····。