花の名前５８ ページ10
真白「…デートって言っても、どこいくの？」
万里「あー…」
真白「まさか、なにも考えてなかったの？」
万里「そんじゃ、ゲーセンでも行くか？」
真白「うん」
真白「ゲーセンって久しぶりに来たな」
万里「マジかよ、しょっちゅう来てるもんかと思ってたわ」
真白「私を誰だと心得る、大人気アイドルの羽月美香様だぞ？」
万里「自分で言うか」
真白「…こんな感じなんだね」
万里「とりあえず、なにしてえか決めろよ」
真白「んー…あれ」
私は2人プレイのシューティングゲームを指差す
万里「可愛い顔で可愛い服着て選ぶゲームはえげつねぇな」
真白「私は外見で得してるからいいの」
万里「へいへい」
私は銃型のコントローラーを手にとって操作確認する
真白「んじゃ、負けたらジュースおごりね」
万里「ぜってー負けねぇ」
真白「負けフラグ乙〜」
《タイムアウト！》
そうゲームアナウンスが言った後
2人のスコアが画面に映し出される
プレイヤー１[１９,８９７ｐｔ]
プレイヤー２[２０，０００ｐｔ]
プレイヤー１が万里で、プレイヤー２が私だから…
真白｢フラグ回収乙｣
万里｢マジかお前、強すぎだろ｣
真白｢シューティングゲームは得意だから
とりまクレープ奢れよ｣
万里｢ジュースじゃねぇのかよ｣
まぁ、ペロッと平らげたわけなんですけどね
万里「結構な量を秒で食いやがった…」
確かに多かったけど、甘いものは別腹だし
真白「決行美味かった」
万里「兵頭譲りかよ」
真白「いや、生まれたのは私のが早いから、十ちゃんのが私譲りってことになるかもね」
万里「へー、従姉弟の2つ目がその中で一番背がちっちぇのな」
真白「んだとこの野郎、それに私よりちっちゃい子いるし！」
万里「椋とか言うなよ、お前よりでかい事はわかってんだからな」
真白「しってるわ、十ちゃんの妹がちっちゃいって言ってんの」
万里「マジか…ヤローの妹とかぜってー荒れてんだろ」
真白「適当な事言ってんなよ、性格が私より何倍も天使だし
可愛いしで最強の妹ちゃんなんだからな」
万里「想像できねー…」
真白「まぁ今度写真見せてあげるよ」
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作者名：たむ | 作成日時：2019年3月23日 16時
