何と名付けて飾ろうか Ⅱ【摂津万里】 (ページ49)

今日:31 hit、昨日:0 hit、合計:4,408 hit

花の名前９７ページ49

真白「あら、ありえないって顔ですね。まぁそうですよね、私も正直驚いてますもん
あんなに迫られたらさすがに私も引けなくて…すみませんね、ここちゃん」

ここ「うるさい…なんであんたばっかり…
なんでいっつもあんたばっかり得してんだよ！
私だって頑張ってんのに…アンタのせいで…
あんたのせいで私の頑張りが報われないんだ！！」

そういって、私の顔になにかを投げてくる

まぁキャッチしたけど

真白「ちなみに、今の録音しましたよ」

ここ「チッ…」

ここは泣きべそをかきながら出て行った

真白「さっきのなんだったんだ？」

手に握ったものを開いて見ると

指輪のついたチェーンのネックレスが掌にあった

それも、指輪にはサファイアが埋め込まれていた

なんだ、返してくれたんだ

計画通り

その時、ポケットのスマホの通知音が鳴る

茅ヶ崎至姉貴たち三ヵ月後に式挙げるって

お兄ちゃんか、そっか結婚式
そういえば式挙げるために、めっちゃ貯金してたっけ

おけ

ー三ヵ月後ー

至「真白、スカートだけど大丈夫なの？」

真白「これスカートじゃなくてキュロットだから平気」

至「なる、万里にも見せてやりたかったな…」

真白「あいつはいい奴だったよ…」

花音「勝手に殺さないであげて…？」

天馬「用事があったんじゃ仕方ないだろ」

至「あとで写真送ってやろう」

真白「まさか、さっき隠し撮りした？」

至「はっはっは、なんのことだかな～」

天馬「真白と至さん、裏のキャラだけど大丈夫なのか？」

真白「大丈夫だって、聞こえてないだろうし
そのために鈴弥に他の席と少し離れさせてって言ったし」

むーちゃんたちと一緒じゃないのが心残りだけど

花音「あ、そろそろ始まりそうだよ」

至「あー疲れた」

真白「ね」

花音「2人ともスピーチお疲れ様」

天馬「相変わらず表と裏の切り替え早いな…」

真白「あたりまえ」

至「ライスシャワーって姉貴に投げつけていいのかな」

いい考えだと思うけど

真白「お兄ちゃんにその力があるのならいいと思うけど
あとでお義姉さんに何されるかわかんないよ？
私は周りにわからないように鈴弥に投げつけるけど」

至「おおっと、今さりげなくディスられた気がするな」

真白「気のせいだよ」