何と名付けて飾ろうか Ⅱ【摂津万里】 (ページ38)

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花の名前８６ページ38

真白「え、大丈夫だよ、歩けはするし」

十座「遠慮すんな」

十ちゃんの推しに負け、私は十ちゃんの背中に乗る

十座「けど、帰ったら左京さんが怒りそうだな」

真白「あ…」

＿寮106号室＿

左京「さて月見、最後に何か言いたいことはあるか？」

ヤバいガチおこだ

真白「えと…命だけは…」

左京「なにも命までは取らねぇが、話は聞かせてもらう」

真白「はい…」

私はそのまま左京さんに喧嘩の原因を話した

左京「まぁ月見の言い分もわかるが…」

お？

左京「劇団員や監督さんたちを巻き込むんじゃねぇッ！！」

真白「すみません！」

で…左京さんには
許すから十ちゃんの代わりに万里の看病をしろと言われたわけで

気まずい

さっき思いっきり今の万里は愛してないって言っちゃったし…

まぁ左京さんにまた叱られるよりマシか

真白「万里、入るよ」

ガチャと部屋のドアを開けると

臣か十ちゃんが下ろしたのか、下に敷かれた布団で寝込む万里が見える

十ちゃんも左京さんの部屋に非難したからすごく静かだ

無防備に眠る万里の顔を見下げる

…そういえば、私が熱出した時万里に一緒に寝てもらってたっけ

私は万里がおきないように慎重に布団の中に入る

…こいつが起きる前に起きて出よう…これで終わりにするんだ…

私の視界はだんだんとブラックアウトしていく

もう夜遅いし…このまま寝よう…