花の名前４９ ページ1
「はーい」
インターホンを押すと玄関の中から女性の声が近づいてくる
ドアがガチャりと開き、中から髪の長い女性が出てくる
「どなた様です…か」
出てきたのはMANNKAIカンパニーの監督さんのいづみさん
いづみ「ま,真白ちゃん！花音ちゃんが…！！」
真白｢はあ？｣
奥から真白の声が上がる
あ、説教始まるな
真白「花音…何しにこんな夜遅くに来たの…？｣
真白は笑ってない笑顔で私に問いかける
花音「ええっと、落ち着いて…真白…」
真白｢あんたはアイドルでもあって1人のJKなの！
こんな夜中に…不審者にあったらどうするつもりだったの！？｣
花音「それは…その場のノリでなんとか…
って、そうじゃなくて！
唐突ですみません！MANNKAI寮に住まわせてください！」
天馬｢お前唐突すぎだろ…なあ監督……監督？｣
天馬は呆れるように口にした後、フリーズしたいづみさんを見る
いづみ｢可愛い子は大歓迎だよっ！｣
と、キラキラした笑顔で言ってきた
真白｢なんかデジャブ感じるな…｣
いづみ｢あとは部屋だけど…今空いてるところは…｣
真白｢三角と左京さんと東姉のところじゃないの？｣
花音「うーん…１回試しに見てもいいですか？」
三角｢いいよ〜｣
東｢うん、ボクも問題ないよ｣
左京｢好きにしろ｣
ということで
東さん→左京さん→三角さんの順で見ていくことに
東｢どうぞ｣
優しく応える東さんについてくと綺麗に整えられている家具が並んでいた
花音「おぉー、綺麗ですね！」
第1候補にしておこう
左京｢言っておくが、なにもないぞ｣
花音「いえいえ、お気遣いはご無用です！住まわせてもらえるんですもん」
扉を開けたそこには、黒でまとめられた家具が
真白｢案外普通の部屋じゃん｣
左京｢案外とはなんだ｣
真白｢いや、もっと渋いのかと｣
三角｢ど〜ぞ〜｣
三角さんの部屋の中は部屋中にサンカクが…
真白｢いつ見てもサンカクだらけ…｣
幸｢流石にこの部屋はないでしょ｣
花音「ここにしてください！！」
いづみ｢え…ええ？本当にいいの？｣
真白｢この子の部屋ね、昔から同じようなぬいぐるみが沢山置いてあるの
同じものに囲まれた部屋がいいんじゃない？ね？花音｣
花音「うん！」
いづみ｢じゃあ、部屋はここで。
あ、荷物は明日持ってくる？もう外も暗いし
一応、シーツとかは持ってくるけど｣
花音「いえ！今から使用人に持ってこさせますので！」
いづみ｢し…使用人…｣
綴｢これまた個性の強い奴が…｣
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作者名：たむ | 作成日時：2019年3月23日 16時
