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＿＿＿もはや強制される事のない雨は
留まることなく 王国に降り注ぐ＿＿＿＿＿
その日の夜の酒場は大いに盛り上がっていた
みな降り注ぐ雨を目に焼き付けながら、雪景色でも見るように酒を呷る
カウンターの隅に座ったおれは、そんな彼らの嬉しそうな顔を見てつい顔がほころぶ
「まだ、人の幸せを喜べるんだな」
そんなおれに、仏頂面のあの人が声をかけた
『……言っときますけど、簡単に捕まってやんねーっすよ。
ケンカ中の兄弟に言うように、おれはそう呟いた
その人はおれの言葉を聞いてか否か、有無を言わさず隣に座って注文まで済ませた
本当変わんないなこの人………
『……今回の件、政府はどう処理するつもりっすか』
スモーカー「さァな。…ただ、お前らの手柄にならねェのは確かだ」
『違いねェ。海軍が先を越された挙句、海賊に仕事を奪われるなんざ世界が呆れるだろうさ』
そう笑って吐き捨て、その話を肴に酒を呷る
『……んで、捕まえないんすか？それとも………』
その人の顔を見てしまえば、彼の目的がわかった気がした
この人は、ただおれと話をしにきただけなのだと
これが付き合いで培ったものなのだろうか、と思えば皮肉に感じられた
スモーカー「…お前、あれから今までどこで何してた」
『…居場所探して放浪して小遣い稼ぎで賞金稼ぎした後、海賊になった。心が軽いっすよ、自由って感じ』
スモーカー「自由…か……こっちはお前がいなくなってから穴埋めが面倒だった。
最後に質問させてくれ、��
その人の声の後に続いて、カラリとグラスの中の氷が躍った
おれは一つ細く長い息を吐き、椅子から立ち上がり店を後にする
『おっちゃん、金ここに置いとくな』
スモーカー「答えろ、
とっくに背を向けた声に、つい足が止まる
『…�牋�人を前に躊躇うくらいじゃ、海軍失格�瓠△△鵑燭�教えた言葉だろ』
雨音におれの言葉が溶ける
『…やっぱ優しいな…スモさんは……』
そう言って、店の明かりを背に受けたあの人と向き合った
『おれにあんたらは眩しすぎる！』
笑顔でそう残し、ぬかるむ帰路を辿った
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織(プロフ) - カルラさん» いつも応援ありがとうございます！これからも精進いたします！！ (12月24日 9時) (
レス) id: d6d065d3e0 (このIDを非表示/違反報告)
カルラ(プロフ) - ザックの妹ヤバスギwいつか出てくんのかな 更新頑張ってください応援します。 (12月2日 20時) (レス) @page11 id: 2e60e76d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たむらいおり | 作成日時：2023年11月26日 16時
