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ナミ「残念、お酒と保存食よ」
ルフィ「何で見てねェのにわかんだよ！」
『旗に「海神御宝前」って書いてあるでしょ？そのタルは「流し樽」といって、誰かが航海の無事を祈って海の守護神にお供え物をしたって事。「宝前」は“神様へ”って意味ね』
ルフィ「なんだ…じゃ拾っても意味ねェじゃねェか」
ゾロ「せっかく酒だろ、飲もうぜ」
ウソップ「バカ！お前バチが当たるぞ！」
ナミ「お祈りすれば飲んでもいいのよ？」
ゾロ「おれは神には祈らねェ」
『波にもまれたお酒は格別に美味しいんだって』
フランキー「そりゃ味わうべきだ！よし、乾杯するぞ！」
ロビン「飲んだ後は空樽にまた新しいお供えを入れて流すのがならわしよ」
チョッパー「へー」
ルフィ「おい神様ー！！おやつ貰うぞー！！」
ゾロ「空島で“神”をぶっ飛ばしてきたのはどこのどいつだよ…」
ルフィ「よし、開いた」
ルフィがタルの蓋を開けると
タルから勢いよく何かが飛び出し
飛び出したそれは
バァン！！
と音を立てて、空で弾けて赤い光を放った
サンジ「何だ！？」
ウソップ「……赤い光…！？」
赤い光は何事も無かったかのように消えて行った
ナミ「何！？どういう事！？」
チョッパー「酒が飛んで光って消えた！」
ロビン「“発光弾”よ…ただのイタズラならいいけど…もしかして…」
ぼくらの居場所を誰かに知らせる罠かもしれない、とみんなで辺りを見渡すも
船の一つも見えない、やっぱりイタズラ…？
ナミ「みんな持ち場に！南南東へ逃げるわよ！」
突如、ナミがそう声を上げた
ナミ「“大嵐”が来る！！５分後よ！」
周りに雨雲も見えないが、ナミが言うのならそうなのだろう
ぼくらはそれぞれ持ち場に着き、ナミの指示通りに船を動かした
すると、ナミの言った通り５分経てば次第に雨が降り始め、雷も鳴り始めた
ナミ「ダメだ、完全に向かい風！！」
フランキー「オイ！この船の力はこんなもんか！？」
ナミ「そっか！みんな帆をたたんで！「
アレか…！
ぼくらは帆をたたみ、準備を整えた
フランキー「「ソルジャードックシステム」！チャンネル「０」！
コーラエンジン！「
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作者名：織 | 作成日時：2023年2月11日 14時
