２９３ ページ45
『あれ、ゾロは出かけないの？』
ゾロ「おれァ船番だ」
『そっか』
ぼくは出かけてくるからと伝えると、サンジの声が聞こえてきた
サンジ「オイミツキ！ゾロ！」
ゾロ「？」
サンジ「ロビンちゃんは！？船にいねェぞ！？」
『ああ、さっきチョッパーと島に行ったよ』
サンジ「何！？」
ゾロ「買い物に行くんだと」
サンジ「何てこった…じゃ、てめェらだけか船にいんのは！何てつまらねェ空間…！」
ゾロ「同感だ」
『え、異議あり！』
どうやらサンジも買い出しに行くらしく、かばんを持ってきた
一緒に行こう？と誘うと、嫌そうな顔をしながら了承してくれた
『それじゃ、ぼくらも買い出し行ってくるから！船番よろしくね』
そう言うと、もう甲板からいびきが聞こえてきた
まァゾロだし、何かあったらどうにかしてくれるだろう
いざブルというのを借りて町に出ると、都と呼ばれるのも納得な綺麗な町だった
サンジ「……えーと…んー…何だしかし歩くと不便だな。また行き止まりか」
『広いし道もわかりずらいね』
サンジ「……まいったな、迷子になったか？どっかの剣士じゃあるめェし」
『とりあえず、もう一回来た道を辿ろうか』
そう言って振り返ると、ロビンらしき人影が見えた
サンジも気付いたようで、曲がり角に消えた影を追いかけるも
そこには誰もいなかった
『あれ？』
サンジ「扉も道もねェのに……？消えた」
『けど、確かにいたよね？サンジも見たでしょ？』
サンジ「ああ、空でも飛んだのかな？」
『そんなことはないと思うけど…』
そう言いながらも、ぼくもサンジに釣られて上を見上げる
すると、屋根を飛び越える人影が見えた
ロビンではないけど……あの長い鼻……
『「ウソップ？？」』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：織 | 作成日時：2022年12月11日 21時
