海にたゆたうタバコの煙６【ONEPIECE】 (ページ15)

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暫くすると何もなかった草原に屋台が立ち並び、まるで祭りのような賑やかさになっていた

「さーて野郎共っ！騒いじゃいやん！“敗戦における3ヶ条”を今から宣誓するわよ！

一つ！「デービーバックファイトによって奪われた仲間・印(シンボル)全てのものはデービーバックファイトによる奪回の他認められない」

一つ！「勝者に選ばれ引き渡された者は速やかに敵船の船長に忠誠を誓うものとする」

一つ！「奪われた印(シンボル)は二度と掲げる事を許されない！」

以上、これを守れなかった者を海賊の恥としデービー・ジョーンズのロッカーに捧げる！守ると誓いますか！？」

「誓う」

ルフィ「誓う！」

「おい！オーソドックスルールは分かるな！？おめェら

出場者は３ゲームで７人以下！一人につき出場は１回まで、一度決めた出場者に変更はなしだ！」

サンジ「わかってる、あっち行ってろ！」

『７人か、ぼくら全員合わせて８人だけどどうする？』

ナミ「私絶対出たくないわ！！」

ウソップ「おれもだ！絶対出たくねェ！！」

「よォ姉ちゃん、どの試合に出るんだ？」

突然背後から肩に手を置かれ、相手の男の船員(クルー)が話しかけてきた

『まだ決まってないけど、何の用？』

ぼくが微笑んで答えて見せると、男はニヤリと笑う

「いやァ姉さんがべっぴんさんなもんで、ぜひうちの船に欲しいと思ってね。近くで見たくなったんだ」

『品定めってわけ』

「そんなわけだな」

『君達の見る目は良いと思うけど、ぼくは…』

ぼくが笑顔のまま返そうとすると、ぼくの腰に手を回そうとした手が震えて止まった

頭上の男の顔スレスレに、見慣れた足が止まっていた

情けない悲鳴を上げて男達は去って行った

サンジ「話途中だったか？」

『別に？で、出場メンバーはどうなったの？』

ロビン「私と長鼻くんと航海士さんでレース、剣士さんとコックさんと船医さんで球技、戦闘は船長さんね」

『あれ、ナミとウソップ出たくないんじゃなかったっけ？』

サンジ「お前が変な奴らに目ェ付けられてるとこ見て、お優しいナミさんがお前の代わりに出てくれるんだとよ」

ナミ「ミツキを奪おうなんて１０００年早いのよ！あの男共！！上等よ、やってやるわ！！」

ぼくのために熱くなってくれるのは嬉しいけど…無茶はしないで欲しいな…