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みな歌い終わり、ついにコンテストの結果発表

ぼく以外の出場者の人たちはそわそわしていた


司会≪のど自慢コンテスト!優勝者は〜!?≫


ドラムロールが鳴り終わる


司会≪エントリーナンバー3!ミツキ選手!≫


歓声が再び鳴り響く


ぼくらはステージを降りると、ぼくより先に降りていたミアが駆け寄ってくる

ぼくはミアに視線を合わせるためにしゃがむと、ミアは俯いたまま口を開いた


ミア「し…」

『し?』

ミア「し…師匠と呼ばせてください!」

『え…?』

ミア「あなたの歌声とてもきれいだったわ!
あたしの歌も最高だったけどあなたには敵わなかった…だから弟子入りさせて!」

『うーん…』


ぼく…昔からこういう小さい子のお願いには弱いんだよなぁ…

でも、ぼくらはお尋ね者だし…


サンジ「ミツキ」


すると後ろからサンジに声をかけられた


『…ごめんねミア、師匠にはなれない。やるべきことをしなくちゃいけないから』

ミア「そんな…」


しょんぼりとした顔になってしまったミアの額にキスをする


『お互い、もっと歌が上手になったらまた会おうね』


ぼくが微笑んでそう言うと、ミアは顔を真っ赤にした


『それじゃ、元気でね』


ぼくはミアに手を振って三人の元へ行く


ナミ「ミツキ!あんたすごい上手じゃない!見直しちゃった!」

ウソップ「さっすがルフィが選んだ音楽家だな!」

『あはは、バラティエでもよく歌ってたからね。サンジも惚れ直したでしょ!』


ぼくがサンジに言うと、サンジはタバコの煙をフーっと吐く


サンジ「ちょっとな」

『……』


サンジの言葉に、ぼくはその場で固まった


『……もっかい言って?』

サンジ「聞き逃したのか?ご愁傷様だな」


サンジはまたタバコを吸いながら言う


『サンジの言葉をぼくが聞き逃すわけないでしょ!嬉しかったからもっかい言って!!』

サンジ「おかわりはねえよクソクラゲ」

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作者名: | 作成日時:2022年9月5日 10時

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