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ぼくらは“始まりと終わりの町”、ローグタウンに足を運んだ
ルフィ「うおー！でっけー！町だー！」
結構栄えてる町なんだな、まァ観光地には持って来いの場所か
ルフィ「よし！俺は死刑台を見てくる！」
サンジ「ここはいい食材が手に入りそうだ」
ウソップ「俺は装備集めに行くか」
ゾロ「買いてぇもんがある」
ナミ「貸すわよ。利子3倍ね」
サンジについて行こうとしたが、とっくにどこかへ行ってしまっていた
『ぼくも適当に周ろうかな』
そうしてそれぞれ別行動になった
さて、どこにいこうか…
大して行きたいところも無いし、買いたいものもない…
悩んだ結果、海の見える場所に座り、みんなが帰ってくるまで待とうと思った
ナミたちについて行けばよかったなと、後々になって思った
一人でこうして待っているとあまりにも暇で、自然と歌を口ずさんでいた
『〜♪』
ぼくが歌っていると、背後でざっと砂利を踏む足の音が聞こえた
「そこのあなたっ！」
呼ばれたと思い振り返ると、そこにはふりふりの服を着て
桃色のツインテールを風になびかせた１０歳ほどの小さな女の子がいた
「歌姫のあたしの前で歌を披露するなんて、良い度胸ね！」
『…えっと…君は？』
女の子はぼくの事をびしっと指さして言った
「このローグタウンでわたしを知らないなんて…！もしかしてあなた旅の人！？」
『まァそうだね』
「この町以外にも私の名を轟かせるいいチャンス…！
いいわ、特別に名前を教えてあげる！その前に、あなたからよ！」
『ああ、名前を聞くなら最初に名乗らなきゃね。ぼくはミツキ』
女の子はその場で綺麗に一回転すると思えば、上手くいかず少しよろめいている
ミア「あたしはローグタウンの歌姫、ミア！」
ミアという女の子はどんと胸を張り、再びぼくを指さす
ミア「ミツキ！あなたに決闘を申し込むわ！
今日のお昼過ぎ！町で開かれるのど自慢コンテストで会いましょう！！」
ミアはそれだけ言って走り去ってしまう
ふと辺りの建物を見ると、先程ミアが言っていたのど自慢コンテストのチラシが張られていた
賞金は…５０００万ベリーか
５０００万あればだいぶ余裕が持てそうだし…なにより暇だし、出てみるかな
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作者名：織 | 作成日時：2022年9月5日 10時
