海にたゆたうタバコの煙２【ONEPIECE】 (ページ36)

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ナミ「間違いない！サボテン島と引き合ってる私たちの次の目的地はあの島よ！」

ルフィ「あれかー！！」

偉大なる航路(グランドライン)に入って二つ目の島＿＿

ナミ「ここがリトルガーデン…」

『見るからに、そんな可愛らしい名前が似合う様な島ではないけど』

“小さな庭”なんて名前と不釣り合いな大きな島

ナミ「大体見てよ！こんな植物……私、図鑑でも見たことないわ」

すると、島の密林の方からギャアギャアと聞いたことのない鳴き声？がした

ナミ「きゃあ！！」

ナミは悲鳴をあげ、身近にいたぼくに抱き着く

ナミ「何！？今のっ！」

『鳥じゃない？偉大なる航路(グランドライン)だし、変な鳴き声の鳥くらいいるでしょ』

ぼくがナミを宥めていると、ルフィがジャングルを見て呟いた

ルフィ「トカゲか？」

『トカゲ？』

気になってルフィが見ていた方向を見てみようとした時、爆発音が鳴り響いた

それに続くように、獣の唸り声がして振り返ると

虎が血塗れで倒れていた

普通ではない出来事の連鎖で、ウソップとナミは怯え切っている

ルフィ「サンジ！弁当！」

こんな中でもルフィは上陸したくてうずうずしている様子だ

サンジ「弁当ォ！？」

ルフィ「ああ！海賊弁当！冒険の匂いがするっ！」

ナミ「ちょ……ちょっと待ってよあんた！どこ行くつもり！？」

ルフィ「冒険！しししし、来るか？
サンジ弁当ーーっ！」

サンジ「わかったよ、ちょっと待ってろ」

『行く気満々だねルフィ』

ルフィ「だってわくわくするだろ！ミツキも来るか！？」

『確かに楽しそうだけど、遠慮しとくよ』

ビビ「……ねェ！私も一緒に行っていい！？」