海にたゆたうタバコの煙２【ONEPIECE】 (ページ18)

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砲弾を食らったクジラは何もしてこない

ゾロ｢に…逃げろ！！今のうちだ！！｣

ゾロの声にハッとして、すぐに意識を戻す。

ウソップ｢何だ、一体どうなったんだ！！？砲撃に気づいてねェのか！！？それともトロイだけか！！｣

サンジ｢主砲ぶち当てられたんだぞ！！気づかねェはずねェよ、トロイだけだ！！｣

『と、とにかく今のうちに逃げよう！！』

ぼくは急いで波を操り、みんなも船を全力で漕ぎ

クジラの元から離れようとした

「ブオオオオオオオ！！」

するとまたクジラが大声で鳴く

サンジ「ぐあァ！耳が痛ェ～っ！」

ゾロ「漕げ！とにかく漕げ！コイツから離れるんだ！！」

耳につんざく声に耐えながら、ぼくらは全力で逃げるが

視界の端で、ルフィがクジラに向かっていくのが見えた

ちょっと…うそでしょ……

ルフィ「お前、一体俺の特等席に何してくれてんだァ！！！」

ルフィの拳がクジラの目に当たる

「「『アホーっ！！！！』」」

全員泣きながらルフィに怒鳴る

やっと逃げられそうだったのに…！

すると、クジラの目がぎょろりとぼくらを見る

「「こっちみたァァァ！！！」」

ルフィ「かかってこい！コノヤロウ！！」

「「てめぇもう黙れ！！」」

ルフィ「うおぉ！？」

クジラは大きな口を開けて

「「「うわあああああ！！」」」

『ルフィ！』

ルフィ以外のぼくらを船ごと飲み込んだ