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二十九 ページ29
─アカリside─
輝「言ったはずだよね、2人とも。
七不思議は遭遇次第全て祓うように…って」
本当は気づいているんだ…ツバるんのこと…
ツバるんが…ツバサさんだってこと…
でも…
光「 う… 」
明「っ…」
輝「最近、学園内の怪異達に異変が生じてることは話したね
特に七不思議は学内で最も強力な怪異達だ
危険な芽を摘んでおかないとね」
そう…でも…
光「オレ…アイツが悪い怪異だと思わねーんだ…
確かにムカつく奴だし、女子トイレにいるのは許せねーけど…
オレの事も、皆の事も助けてくれたりさ」
コウ…
輝「2人とも
＿＿＿＿＿＿＿“いい怪異”なんて存在しないんだよ 」
明「だ、だけど…」
輝「お前たちが祓い手として成長すればと任せたけど
逆効果だったみたいだね… 」
光「 え、 」
輝「 お前はもう七不思議から手を引きなさい 」
光「 え…、まま待ってくれよ輝兄！！」
輝「 わかったよ。もう少しだけ待ってあげる。
お前たちのするべき事をしなさい」
光「 はい… 」
明「わかった…」
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作者名：たむ | 作成日時：2019年1月27日 17時
